こんな人は要注意！ 歯周病チェックポイント

3つチェックがあった人

歯周病予備軍！ しっかり予防しましょう

6つ以上チェックがあった人

すでに歯周病になっている恐れが。今すぐ歯医者さんへ！

歯周病の一番の原因＝プラーク（歯垢）

プラークとは細菌の塊です。（食べかすと間違えやすいですが違います。）
1mgの中に10億個の細菌が住み着いています。細菌の中には虫歯を引き起こすものと歯周病を引き起こすものがいます。
歯周病の原因となる細菌は歯ぐきに炎症を起こさせ、症状が進むと歯を支えている骨を溶かしてしまい、最終的には歯を失うことになるのです。
プラークをしっかり取り除かないと、硬くなって歯石へと変化します。そうなると歯磨きでは取り除くことができません。歯石の周りにさらに細菌が入り込んで、歯周病が進んでしまいます。

口呼吸が歯周病の原因に？

口で呼吸することで口内が乾きやすくなり、プラークがたまりやすくなります。また、唾液が出なくなると、自浄作用がなくなって細菌の活動が盛んになることから、歯周病になる可能性が高くなります。

タバコが悪影響を及ぼすってホント？

タバコに含まれる化学物質が歯ぐきや血管を縮ませてしまい、歯周病を発症していても発見が遅れてしまうということがわかっています。ニコチンが歯の表面にヤニとして残っていると、細菌が張り付きやすくなることも悪影響としてあげられます。

全身に影響を及ぼす歯周病

歯周病は口の中だけの問題ではないことが最近の研究からわかってきました。
妊娠中の女性が歯周病にかかると胎児に影響して早産や低体重出産の確立が高まるといわれています。
また、糖尿病で血糖値が高くなると合併症として歯周病も起こりやすくなりますが、歯周病を治療することによってインスリンが働くようになり、血糖値が改善するケースがあるそうです。
そして心臓に何らかの障害が起きる心疾患にも歯周病の影響が。歯周病の人は心疾患を発症するリスクが高まります。歯ぐきで生み出された炎症性物質が心臓血管に影響を及ぼすためです。

以前は歯周病になってしまうとなかなか治らないとされてきました。でもこの10数年の間に治療法は進歩しています。歯ぐきの腫れなどに気づいたら、早めに歯医者さんに相談、適切な治療を受けましょう。そして毎日のブラッシングでしっかり予防しましょう。

（佐藤マキコ）

執筆者：alluxe編集部