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へそ形成 “でべそ”がコンプレックスという方向けの形成術

臍突出症

通常へそは洋服で隠れている部分なので気にならないのですが、へそだしファッションやプールや海、温泉など、いざというときに「人目が気になる」「露出するのは恥ずかしい」とコンプレックスを抱いている人が多い「でべそ」。でべそは、正式には臍突出症(さいとっしゅつしょう)というもので、原因はほとんど生まれつき予防も自己ケア法もなく、成人の場合は外科的アプローチでしか改善はできません。美容クリニックのへそ形成はメスを使う外科手術ですが、1回で半永久的に形の良いへそを手に入れられ、日帰りで受けられる手術です。

へそ形成の特徴

へそができるまで

へそは、赤ちゃんとお母さんが体内でつながっていたへその緒(臍帯 さいたい)の跡。生まれてすぐに切られたへその緒は、自然に乾燥し落ち、穴が開いた状態になります。その穴から腹腔内容(腸や脂肪などの組織)が外に出てこないように、筋膜や瘢痕(はんこん)組織といった固い組織が覆い、脂肪や筋肉がつかないで凹むのでへそができるのです。でべそ(臍突出症)の場合は、この瘢痕組織が覆うことはできても、何らかの理由で凹まずに突出した状態をさします。でべそは、へその尾の切り方に問題があるわけではなく、はっきりとした原因は不明というのが現状です。

臍ヘルニア

でべそには、臍(さい)ヘルニアという症状もあります。臍ヘルニアは、へその緒の穴が塞がらず腸や脂肪が出てしまっている疾患です。新生児の2割がこの状態になりますが1〜2歳までにはほぼ自然に完治します。また、成人してからも出産や妊娠、肥満が原因で発症することがあります。腸の一部が突出した「腸内嵌頓(ちょうないかんとん)」、腸への血流が滞り、最悪の場合死亡する恐れもある「腸内絞扼(ちょうないこうやく)」の可能性もあるので、臍突出症なのか臍ヘルニアなのか早めに診察をうけるようにしましょう。臍ヘルニアは、保険適応の手術が受けられます。

へそ形成の手術法

臍突出症は、突出部分を切開し中にある瘢痕組織を除去して、皮膚を丁寧に縫合し形の良いヘソを形成する臍内法(さいないほう)という術式でおこなわれるのがほとんど。1時間程度の外科手術で、へその凹んだ部分で縫合されるので、目立つ傷跡はほぼありません臍ヘルニアの場合は、へその皮下にヘルニア門という穴があいているので、皮膜で覆われたヘルニア嚢(腸や脂肪などの組織)を腹部の中にいれ、ヘルニア門を塞ぐ手術になります。臍ヘルニアの手術は先述した通り、健康保険の適用となり費用は4~5万円で済みますが、臍突出症は自由診療になります。

このような方におすすめ

幼少の頃からでべそがコンプレックスの方
でべそが原因で、水着や温泉などお腹を出す機会を避けている方におすすめです。
手術を受けたことを周りに知られたくない方
へそ形成手術は、日帰りでかつ半永久的な効果を得られる手術です。仕事も翌日から可能ですし、へそは普段は見えない部分なので、傷が落ち着くまで見られる心配はありません
妊娠や出産ででべそになった方
妊娠によりへそに負荷がかかりへそが飛び出すこともあります。場合によっては普通のでべそではなく臍ヘルニアの場合もあるので早めの診察を!

よくある質問

Q.術後、特に気をつけることはありますか?
抜糸が終わるまでは患部を濡らさないこと。あとは腹部に圧力がかからないようにすることです。完治するまでは、激しい運動は控えましょう。
Q.プールや海水浴はいつから行けますか?
抜糸が終われば入浴は可能です。そのまま問題なければ、術後10日〜2週間程度で行けます。
Q.臍ヘルニアかどうか自分で分かる方法はありますか?
いくつかあります。例えば、寝ているときは凹んでいるへそが立つと出てくる寝たままへそを押しても凹んで戻ってこない場合は臍ヘルニアの可能性があります。

リスク・副作用・ダウンタイム

  
リスク・副作用
とくにありません。傷跡もおへその中に2〜3cmくらいなので表からはほとんど目立ちません。臍ヘルニアの場合は、再発する可能性が稀にあります。
  
ダウンタイム
術後筋肉痛のような痛みが1週間程ありますが、自然に落ち着きます。患部を防水保護すれば、当日からシャワーOK。日帰りで受けられますが、経過観察および抜糸のため通院が1〜2回必要です。

へそ形成を受けられる地域