セラミック歯の歯列矯正とは？

一般の人でも、社会人になってから歯並びが気になって歯列矯正をやろうとする人もいるかと思いますが、歯科医院に通い続けることが困難な人や、とにかく早くキレイな歯並びにしたい人におすすめなのが、セラミック歯の歯列矯正です。

矯正装置を使用した歯列矯正は、時間をかけて少しずつ歯を移動させ歯並びを整えます。それに対し、セラミック歯の歯列矯正は「クイック矯正」と呼ばれ、歯を削るなどしたところに、ラミネートベニアと呼ばれる被せ物をつけ爪のように装着したり、歯を覆うようにクラウンを被せる方法で行われます。

色合いや質感など、天然歯に限りなく近づけることも可能なので、歯の欠損や大きさが不揃い、着色が目立つ歯でも問題なく美しい歯並びを叶えてくれます。

クイック矯正のメリットとデメリット

メリット（1）短い期間で治療が完了する。
クイック矯正も複数回通う必要はありますが、矯正装置を使用する方法が年単位かかるのに対し、長くても3ヶ月程度で美しい歯並びが手に入ります。歯科医院によっては、1日で完了する1dayプラン（セレックシステム）を導入している場合もあります。

メリット（2）“歯の後戻り”の心配がない。
矯正装置を使用した歯列矯正直後の歯は、元の位置に戻ろうとするため保定装置（リテーナー）の装着を一定期間行いますが、クイック矯正は必要ありません。

デメリット（1）歯を多少削る必要がある。
セラミック歯を装着するためには、虫歯でない健康な歯の場合でも削る必要があり、歯の寿命を縮めるリスクがあります。

歯を大事にすることは、見た目だけでなく健康にも関わってくることです。クイック矯正に興味がある方は、メリットもデメリットも理解した上で、歯科医と相談してみてください。

（安田 みゆき）

執筆者：alluxe編集部