歯ぎしりが良くない理由
歯ぎしりは放っておくと歯がすり減る、割れる、その負担から筋肉が発達してしまって顔が大きくなってしまうなど、嬉しいことは何一つありません。
そして歯をすり合わせることは歯のエナメル質を破壊します。エナメル質をなくした歯は象牙質と呼ばれる柔らかい部分を露出した状態になり、虫歯が急激に進んでしまいます。刺激にも弱くなっているため、知覚過敏の症状も出てきます。
また、その影響は口の中だけにとどまりません。食いしばってしまうタイプのクレンチングは、筋肉の緊張を引き起こし、頭痛や腰痛、耳鳴り、めまい、視力の低下にもつながっていきます。
起きているときも寝ているときも、歯ぎしりは起こりますが、軽視してはならない症状なのです。
美容医療ができる歯ぎしり対策1 矯正治療
歯ぎしりの治療というとマウスピースが主だと思われがちですが、噛み合わせの治療や矯正治療をすることによって、術後歯ぎしりや歯ぎしりによるアゴの痛みが軽減する場合が多くあります。矯正治療は効果的な歯ぎしりの治療のひとつです。
美容医療ができる歯ぎしり対策2 ボツリヌス治療
ボツリヌス注入薬の作るタンパク質によって筋肉の緊張状態を和らげる、動きを止めることができます。3種類のどの歯ぎしりにも有効です。これはシワ取り注射を応用したもので、3カ月ほど持ちます。
歯ぎしりで歯をなくす悲劇を起こさないために
日本人の7割が無意識の歯ぎしりの経験者というデータがあります。自覚症状がある方もそうでない方も大切な歯をなくす前に、一度デンタルクリニックでのカウンセリングを受けてみることをおすすめします。