エステとクリニックの脱毛の違い

まず、脱毛をする際に理解しておいてほしいのは、エステとクリニックの脱毛の違い。エステの方が安いから、エステの脱毛に行こうかなと考えている方、実は本当に「安い」のはクリニックでの脱毛なんです。
エステで行うのは「光脱毛」で、クリニックで行われるのは「医療レーザー脱毛」です。メラニンにアプローチする原理は同じなのですが、その違いは出力にあります。医療レーザーはエステの光脱毛と比べると出力が高く、施術を受ける人の毛質や部位にもよりますが、光脱毛の3分の1ほどの施術回数で済むのがほとんどです。つまり、結果エステよりも医療レーザー脱毛の方が「安く」済んでしまうのです。
では、なぜ医療レーザーの方が割高なのか。出力が高く効果が出るということは、その分リスクもあります。医療レーザーは認定絶縁針脱毛士、認定レーザー脱毛士という資格を持つ人ではないと扱えない決まりになっています。これは医療従事者ではないと取れない資格です。こういった条件があること、またやけどなどのリスクに対処できる医療機関である必要があるため、必然的に価格が上がるわけです。

永久脱毛と医療レーザーの成り立ち

そして、もうひとつ覚えておいてほしいこと。それは永久脱毛の定義と医療レーザーの成り立ちです。永久脱毛とは無毛とイコールではありません。AEA（米国電気脱毛協会）によると、脱毛施術1カ月後に毛の再生率が20％以下の状態を指すと定義されています。クリニックでできるのはそこまでです。
産毛もまったく生えない無毛になるためには、医療レーザーより強力なエネルギーをあてなければなりません。なぜ、医療レーザーはその出力を出さないのか。それは、メラニン以外の皮膚の組織を破壊しないためです。潤いを保つ、紫外線やウイルスなど外からの刺激を排除するためのものなど、肌には肌を正常にコントロールするための組織があります。毛や毛穴と深い関係のあるこれらを破壊しないために、医療レーザーは作られているのです。

どうやって受けるクリニックを選べばいいのか

日本で使われている医療レーザーにはおもに6種類あります。ダイオードレーザー、アレキサンドライトレーザー、ロングパルスヤグレーザー、YAGレーザー、ライトシェア・デュエット、G-MAXです。これらの中から、自分に合ったものを見極めてクリニックを選択するのも手です。
例えばダイオードレーザーの特徴は照射範囲が広く、短時間で脱毛ができること。また、アレキサンドライトレーザーは皮膚を冷却しながら照射するので、痛みが少ないです。
ロングパルスヤグレーザーはどのレーザーよりも深部までエネルギーが届くため、色黒の人や濃いひげやデリケートゾーンの脱毛に向いています。YAGレーザー、G-MAXも同様に色素の濃い毛にアプローチできます。
ライトシェア・デュエットは痛みが格段に少ないのが特徴です。

他にも選び方はあります。コースを選択するのか都度払いを選択するかです。
コースにした方が安いこともしばしばですが、なかなか予約が取れない、一度だけ試してみたいなど自分のニーズに正直に都度払いを選択するのも選ぶポイントの一つです。
また都度払いにしておけば、万一通っていたクリニックが閉院しても被害はないというリスク回避もできます。

終わりに

以上を踏まえたうえで、自分に合うクリニックを探してみてください。ツルスベになれますように！！