皮膚科は、アトピー性皮膚炎だけでなく、湿疹、ニキビ、金属アレルギー、帯状疱疹、じんま疹、ホクロ、メラノーマ、手荒れ、水虫、いぼ、しみ、などの様々な皮膚トラブルや皮膚疾患を治療してくれる診療科です。
もちろん、皮膚科にかからずとも市販の薬だけでも治ってしまうものもありますが、中には皮膚科の診療が必要な場合もありますので要注意です。ここではその中でも、より身近な二つの皮膚疾患について紹介します。
まず一つ目はアトピー性皮膚炎。これは、いわゆるアレルギーが原因で生じるかぶれのことです。そもそもアレルギーとは、本来、細菌やウイルスなどの人体にとって有害な異物が体内に侵入した場合に体内から排除するための仕組みである免疫反応が、食べ物や花粉など通常なら人体に無害なはずの物質に対して過剰に反応してしまい、逆に自分自身を攻撃してしまうことを言います。
そしてもう一つはホクロやメラノーマに代表される皮膚腫瘍です。
皮膚にできる腫瘍も、身体の他の部分にできる腫瘍と同様に良性腫瘍と悪性腫瘍に分けられます。あちこちにできるホクロは良性腫瘍ですので心配ありませんが、悪性腫瘍であるメラノーマは、ホクロと酷似しており、残念ながら臨床経験を積んだ皮膚科の専門医でない限り、両者を見分けることは至難の業と言われています。万全を期すためにも、もし「ホクロが大きくなってきた。」時は必ず皮膚科を受診し、しっかり調べてもらうことをおススメします。
とは言うものの、風邪をひいた際にお世話になることも多い一般的な内科と比べると、皮膚科はあまりお世話になることはありません。
いざ皮膚のトラブルが起きた時に、東京で皮膚科へ行こうと思っても皮膚科がどこにあるか分からない、なんてことは絶対避けたいものですよね。
世の中のあらゆるものが人口の多い地域に偏るように、皮膚科の数もやはり多いのは人口密集地。日本で一番人口の多い地域と言えば、もちろん東京です。調べてみたところ、東京都内にはざっと2000以上もの皮膚科があるようです。
もちろんこの中には「良い」皮膚科もそうでない皮膚科もたくさんあり、まさに玉石混合状態です。
東京にある膨大な数の皮膚科の中からいかにして良い皮膚科を見つけ出すか、これが意外と簡単なようで難しい問題だったりします。
普段、一般のお店探しをする際は、口コミサイトを利用されることも多いかと思いますが、その口コミを100%信じてしまうのは正直おススメできません。内部の人間によるやらせである可能性だって十分に考えられるからです。特に東京で皮膚科選びをする際は、あくまで口コミは参考にする程度にとどめておいた方がよいでしょう。
そもそも、良い皮膚科とはどのようなものでしょうか。皮膚科を受診して、簡単な話だけで、すぐに薬を処方された経験をお持ちの方はいらっしゃいませんか。皮膚科で処方される薬の種類は実はそれほど多くありません。どんなに丁寧な診察をしたからと言って、診療報酬が上がるわけではないですから、特に東京などの競争の激しい地域では「面倒な診察を避けて、とりあえず色々な症状に効く薬を処方してしまおう」なんて考える皮膚科医も意外と多いのが事実なんです。ですから、安易に薬に頼らずに、普段の生活をヒアリングしてくれて、必要に応じて検査もやり、原因を究明し根本的に完治させる方法を提案してくれる皮膚科医が理想です。
とはいえ、実際どんな医師に診療してもらえるかは、事前にはわからないもの。そんな時は、口コミもある程度参考になりますし、不安な場合は電話で問い合わせるのもありです。良い皮膚科であれば、電話でも丁寧に答えてもらえることが多いですよ。
上記のポイント参考に、是非、東京であなたのかかりつけ皮膚科を見つけて、皮膚トラブルと無縁な快適な生活を送って下さいね。