プラントミルクとは

簡単に説明すると植物から作られるミルク全般をさします。牛乳アレルギーの原因となるα-カゼインや、お腹がゴロゴロする原因となる乳糖を含まないことから、そういった人でも安心して飲めるという特徴があります。

プラントミルクの種類と美容・健康効果

豆乳

別名ソイミルクとも呼ばれる、水に浸してすりつぶした大豆に水を加えて煮つめたものをこして作られる飲料です。
豆乳には肌の新陳代謝を促しハリと弾力を与えるビタミンBや、血行を良くして肌荒れを改善するビタミンEのほか、保湿効果やシミ、シワ予防効果が期待できるサポニン、腸内にいるビフィズス菌の栄養源となるオリゴ糖、女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きをするイソフラボンなどが含まれており、美肌効果や便秘解消、生理痛の緩和、更年期障害対策、バストアップなど女性に嬉しい美容・健康効果があることが知られています。

ライスミルク

主に玄米から作られる穀物ミルクのことです。 元々は、ヨーロッパで乳製品や大豆に対してアレルギーを持つ人や、いわゆる菜食主義者の間で普及したのが始まりでした。
お米と水分を滑らかになるまで擦り合わせて作られるため、ライスミルクには原材料となるお米に含まれる、美容に役立つビタミンB6、ビタミンE、フェルラ酸などの栄養成分ががそのまま含まれています。
また、玄米は炭水化物の吸収が遅く、食後の血糖値の上昇を抑えることができるため、便秘解消効果のあるオリゴ糖と合わせてダイエット効果にも期待が持てます。

アーモンドミルク

水に浸したアーモンドをミキサーなどで砕き、さらに水を加えてガーゼなどで残りかすをこして作られる飲料です。製造工程が簡単なため、家庭でも作ることができます。
豆乳やライスミルクと同様に、牛乳アレルギーの方や動物性食品を摂れない菜食主義者にとっての牛乳替わりとして広く親しまれています。
アーモンドを細かく砕いて液状にするため、アーモンドをそのまま食べるよりも栄養の吸収率は高くなります。コレステロールが含まれておらずビタミンEが豊富で、気になる脂肪分も健康的な不飽和脂肪酸のみなので、美容と健康には最適な飲みものと言えます。

プラントミルクはただの牛乳の代用品ではなく、美容と健康効果に優れた飲み物と言えます。
今回紹介した3種類は、いずれもプレーン状態のものでは素材そのものの味が残っているという欠点があります。しかし、調味されたものも数多く市販されていますので、苦手な方はまずは調味されたものから試してみてはいかがでしょうか。
毎日を美しく健康で過ごすためにも、今回紹介したプラントミルクを是非飲んでみてください。

（サクマユウナ）

執筆者：alluxe編集部