ダイエット中こそお肉を食べるべきな理由

むやみにカロリーをカットして痩せるという、『食べないダイエット』はもう古い。健康的に痩せるには、バランスよく食べなければなりません。
実はモデルや女優さんの中にも「お肉が大好き」という人は多いんです。

食べないで痩せようとすると、水分や筋肉を落とすことになります。それは体の飢餓感をあおり、リバウンドする可能性が。
基礎代謝を上げるには、筋肉を増やさなくてはいけません。それには、たんぱく質を毎食少しずつとった上で運動することが重要です。

1日に必要なたんぱく質の量は体重1kgにつき1.5gを目安にするとよいそうです。ということは、体重が50kgの人は75g、1食につき25gのたんぱく質が必要な計算になります。ただし、良質なたんぱく源でも中に含まれるたんぱく質は総量のおよそ4分の1だけ。ですから、毎食約100gのたんぱく源が必要になります。

良質なたんぱく質をとるには

たんぱく源の中でも、ソーセージやハム、ハンバーグ、かまぼこなどの加工品はつなぎに血糖値が急激に上がる糖質が入っているため、避けたほうがよいでしょう。
また、大豆から作られる食品もたんぱく源ですが、含まれるたんぱく質が肉や魚に比べて少ないので、より効率的に摂取するには、あまり適していません。
たとえば木綿豆腐100gに含まれるたんぱく質は6.5gなのに対し、牛もも肉20.7g、豚もも肉22.1gも含まれています。もし木綿豆腐でとろうとしたら、大量に食べないといけませんね。そして動物性たんぱく質のほうが、植物性たんぱく質よりも体内で吸収されやすいことが分かっています。

肉を選ぶときは、なるべく赤身の部分を選ぶとよいです。たんぱく質を吸収しやすくするミネラルを多く含んでいるから。牛肉ではランプやもも、豚肉はももやひれなどがそれに当たります。ひき肉や豚バラ肉は脂質が多いのでダイエット中は要注意です。

朝ごはんは必ずとること！

痩せなきゃと思って朝ごはんを抜いている人はいませんか？ これは絶対NG。
朝食は起きてから30分以内にとりましょう。なぜなら前の夜から何も食べていない状態が昼ごろまで続くと血糖値が下がってしまい、食事をしたときに急激に上がることに。そうすると「インスリン」が大量に分泌され、体に脂肪をため込んでしまうのです。
食事はなるべく少量ずつ3回以上に分けてとる、これが太らない体をつくる秘訣です。

かくゆう筆者も、お肉は太るから…と一時期は避けていました。でも健康的に痩せるためには、お肉や魚などのたんぱく質は必要なんですね。
これからはますますバランスよく食べなくては！ と再認識しました。

（佐藤マキコ）

執筆者：alluxe編集部