「お腹がいっぱいだ」と感じる満腹サインは胃ではなく脳が出している
胃の大きさは握りこぶしくらいですよと聞いたことはあるのですが、結構食べたなーとおもっても「デザートは別腹」で平気で食べてしまう女性は多いのではないでしょうか。(もちろん私もです……)胃は伸縮力が大きく、空腹時には100ml程度しか入らないサイズなのが、最大1.5〜2.5ℓの水分が入るサイズになります。なので常にお腹いっぱい食べるのがクセになると、適切な食べる量が麻痺しているのかもしれません。
また、満腹感は胃ではなく脳にある満腹中枢が感じると言われています。食事を摂る→血糖値が上がる→満腹中枢が「お腹いっぱい」のサインを発信しているので、そのときすでに胃の中はいっぱいで食べ過ぎていることが多いのです。
では腹八分目とはどれくらいなのか?
外からでは見えないので腹八分目の判断は難しいですが、「もう少し食べられるけど空腹感はなくなった」という感覚が腹八分目の目安。充分な量を食べているのに脳が満腹だと感じるまでにはタイムロスが発生するので、ちょっと物足りないかもくらいでちょうど良いのです。
「まだ食べられるけど、今日はこれくらいにしておこう」という強い気持ちが大切ですが、常日頃から腹八分目で抑えられるようになるまでは、料理をつくりすぎない、飲食店で食事を注文しすぎない、早食いをしない、食べ物を口に入れてからの噛む回数を増やす、ながら食いをやめるなど、少しずつ食事習慣の見直しからはじめてみましょう。
(安田 みゆき)
執筆者:alluxe編集部