視力が落ちることがあるってホント? 後悔しない為に知っておきたい眼瞼下垂手術
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- 更新日:2018年4月13日
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目の開きを良くする眼瞼下垂手術。日常生活に影響を与えるような重度な場合は保険で、軽度の場合や審美面も求めるなら自由診療で行われます。しかし、眼瞼下垂手術後に視力の低下を感じる方が一定数いることをご存知でしょうか。あくまで目の開きを良くする手術なのに逆に「視力が低下する」ことがあるのはなぜなのか? 今回はその謎について迫ってみたいと思います。
目の開きを良くする眼瞼下垂手術。日常生活に影響を与えるような重度な場合は保険で、軽度の場合や審美面も求めるなら自由診療で行われます。しかし、眼瞼下垂手術後に視力の低下を感じる方が一定数いることをご存知でしょうか。あくまで目の開きを良くする手術なのに逆に「視力が低下する」ことがあるのはなぜなのか? 今回はその謎について迫ってみたいと思います。
瞼板に繋がる挙筋腱膜に緩みが生じたり、外れたりしてまぶたの開きを調整する眼瞼挙筋がうまく働かなくなった状態のことを言います。
より簡単に説明するなら「目の開きが悪くなり、まぶたが瞳孔に被さってしまっている状態」です。
眼瞼下垂手術は文字通り、眼瞼(まぶた)の手術であり、実際の外科的処置として「眼瞼挙筋を短縮」したり、「ゆるんだ挙筋と周囲組織の結合を再構築するように縫合」することはありますが、基本的に眼球そのものはいじりません。
しかし、実際に手術後に視力低下を感じた方が一定数いるのはなぜなのでしょうか。
実は、術後に視力低下を感じるのは、主に二つの理由が考えられています。
まず視力低下が起こる原因として考えられるものに、「物が上下方向につぶれてゆがんで見える」直乱視があります。
確かに眼瞼下垂手術で眼球そのものには手を加えないのですが、眼球に近い部分を手術でいじるため、この部分に傷跡が生じます。この傷跡は術後1ヶ月くらいが一番硬くつっぱるものの、半年から1年くらいかけて徐々に硬さが取れてきます。
この硬くつっぱっている状態の間は、眼球を上から押さえる形となってしまうため、わずかですが眼球が押されて変形を受けてしまうことがあります。それが結果的に直乱視を引き起こしてしまうのです。
幸いなことに多くの場合、半年ほどで視力は元に戻ります。ただし、まれにですが、加齢等の理由で硬さが残ってしまい、視力が低下したままのこともあります。
眼瞼下垂の方の場合、普段から目を細めた状態でモノを見て、ピント(焦点)を合わせています。手術によって視野が拡大されることで、結果的にそのピントが合わなくなってしまうことがあります。30代くらいまででしたら、徐々にピントが合うようになり、視力も戻りやすいのですが、目周りの筋肉が衰える40代以降になると、その調節が難しくなるため、視力が戻りにくくなってしまう恐れがあります。
半年以上経過しても視力の低下が改善しない場合は、眼鏡等で視力を矯正する必要があります。
眼瞼下垂手術をしたからといって、全ての方の視力が不可逆的に低下してしまうわけではありません。
これまで説明してきたように、もし低下したとしても多くの場合は一時的なものだからです。
万が一、低下したまま戻らないことがあっても、そのときは眼鏡を作り直せば済む話です。
金額面や多少の不具合を考慮に入れても、視野や眉間のシワの改善、肩こりの解消などといった、まぶたが開きやすくなったことで得られる利益は大きいのではないでしょうか。
(サクマユウナ)
執筆者:alluxe編集部
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