なぜ秋は食欲が増幅するのか？

食欲が増幅する秋。前述のとおり「さまざまな食べ物が旬を迎える季節なので、ついつい食べ過ぎる」以外にも理由はあります。

ひとつが、気温の低下に伴い、体温を保持しようと基礎代謝があがるため、多くのエネルギー源を体が欲する。
もうひとつが、日照時間が短くなることで、精神を安定させる神経伝達物質「セロトニン」が減少。それを補うために食欲や睡眠欲が増加すると言われています。
他にも夏の暑さで食欲が低下し不調気味だった体が、体力の回復をしようするためなどの要因も上げられます。

これらの理由を見ていると仕方のないことと感じるかもしれませんが、必要以上のカロリー摂取は美容と健康のためにもよくありません。食欲を抑えるツボ押しで体のコントロールを意識しましょう。

食事を摂る前に「食欲を抑える」ツボ押しを習慣にしよう

1）過食を防ぎ過剰なカロリー摂取を阻止する「飢点（きてん）」

<位置>
耳の横にある耳珠（じじゅ）という突起状の軟骨のほぼ中央にあります。

<ツボの押し方>
食事前の15～30分前に、30秒～1分くらい刺激しましょう。小さいパーツなので、親指と人差し指で挟み優しく押し揉むようにするか、綿棒を使って刺激するとやりやすいです。

2）消化器系の内臓の働きに作用し食欲を抑える「胃・脾・大腸区（い・ひ・だいちょうく）」

<位置>
両手の平の親指の付け根から手首までの生命線に沿ったライン一帯にあります。

<ツボの押し方>
食事前の15～30分前に、指で強くつまむ・離すを20～30回繰り返します。両手の平をまんべんなく刺激しましょう。このツボを押す際のポイントは、強く刺激すること。優しくしてしまうと、逆に食欲が増すことがありますので注意してください。

今回ご紹介したツボ押しは、自宅でも外でも簡単にできます。必ず毎食前におこなうように心がけ、秋の味覚を楽しんでください。

（安田 みゆき）

執筆者：alluxe編集部