病気の兆候かも!? 安易にほっとくべきではない「いびき」の治療法

病気の兆候かも!? 安易にほっとくべきではない「いびき」の治療法

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  • 更新日:2017年7月5日

寝ている間、いびきをかいていませんか? いびきは、睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という病の前兆とも言われます。
また、常に眠気やだるさに襲われる、仕事や家事に集中できないといった日々の生活への影響、生活習慣病へのリスクも高まります。睡眠中のことなのでわからないという人もいるかもしれませんが、健康を損ねることになりかねません。

いびきの原因と種類

いびきの主な原因は、鼻や口から入った空気が、肺に達する間の通り道(上気道)が狭くなっていること。普段はいびきをかかないけれど、疲れたときや過剰な飲酒をした際のいびきは「散発性いびき」ですが、注意してほしいのは「習慣性いびき」です。「習慣性いびき」で、継続的ないびきが1時間の内に10秒以上ピタッと5回止まるのは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の恐れがあります。

自分でできるいびき改善策

病気の兆候かも!? 安易にほっとくべきではない「いびき」の治療法

ダイエット

いびきをかく人は、肥満体型の傾向が強いとされています。特に首周りに脂肪が多い場合、上気道にも脂肪がついていると考えられます。その結果、呼吸がスムーズにできない事態になるのです。

病気の兆候かも!? 安易にほっとくべきではない「いびき」の治療法

寝姿勢を変える

寝返りをするのでずっと同じ姿勢で寝ているワケではないと思いますが、仰向けよりも横向きの方がいびきをかきにくいとされています。抱き枕を抱いて寝る・横向き寝専用の枕の使用がおすすめです。

その他にも慢性的な気道炎症を禁煙や就寝前の飲酒の量を控えめにするなど、普段の生活を見直すだけで改善できる方法はあります。

ダウンタイムがほぼなく、短時間でできるいびき治療

いびきの治療は、耳鼻咽喉科や美容クリニックで受けることができます。治療方法として、睡眠時に酸素を供給するマスクを着用するCPAP(シーパップ)療法や、専用のマウスピース、外科手術が上げられます。

ただ、いびきが恥ずかしい人は、治療をしていることを周囲に知られたくないという気持ちもあると思います。そんな方にオススメなのが、レーザーによるいびき治療です。

病気の兆候かも!? 安易にほっとくべきではない「いびき」の治療法

以前からレーザー治療はありました。ただ、口の上奥やのどちんこを焼き切る治療で、出血や痛みを伴うものでした。

現在はナイトレーズ治療法といって、切除せず数回に分けてレーザーを照射し、粘膜を引き締めることでいびきを改善する手法が注目されています。

3日間程度喉に違和感がある以外は、痛みや腫れもほぼなく、食事制限もないですし、1回の照射時間は20〜30分程度で済みます。早い人だと、施術の翌日以降から効果を感じることができます。

いびき患者の数を見ると、男性に比べて女性の割合は少ないですが、気づいていないだけかもしれません。いびきをかいているかチェックできるスマホアプリなどを活用してみましょう。もし、いびきをかいているなら早めの対策を!

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