こめかみがへこむ原因と治療法
そもそも年を取ると、なぜこめかみはへこんでしまうのでしょうか。これは加齢による、側頭筋というものを咬むための筋肉の萎縮、肌の弾力性の衰え、脂肪の減少が原因で起こります。へこんでしまうことによって、やつれてみえる、実年齢以上に見られてしまう、疲れを感じさせてしまうこともあります。
このへこんでしまったこめかみをふっくらとさせる方法は、おもに3種類あります。
ヒアルロン酸注入、脂肪注入、プロテーゼの挿入です。
ヒアルロン酸注入
おでこの髪の生え際から注射器によって注入します。施術時間は10分程度で、傷跡も目立たないことが多く、手軽な方法です。効果は1年ほどです。
脂肪注入
自身の余分な脂肪を吸引し、その脂肪をこめかみに注入します。太ももやお腹など、自身の脂肪を使うため、異物反応が起きにくく、安全性の高い方法です。脂肪は注入後50%ほど体内に吸収されます。よって2回以上の施術を受けるとより脂肪が定着することになります。
プロテーゼ挿入
個々人のフェイスラインに合った形になるようにプロテーゼを調整して、局所麻酔をし、挿入します。頭髪の部分を切開するため、傷跡は目立たないよう配慮されています。希望通りのこめかみのデザインが可能なのも特長です。筋肉の下に挿入するため、触っても違和感はないでしょう。
エイジングケアとして
こめかみは想像以上に、顔の印象に影響を与えています。こめかみをふっくらとさせることで、若々しくみえる可能性があること。このコラムが、こめかみのエイジングケアについて考えるきっかけになればと思います。