頭痛が起きやすい時期

頭痛は雨の日や季節の変わり目に発症する人が多いようです。気圧や気温の上がり下がりが激しいので、身体が起きている時に働く「交感神経」と、リラックスした時に働く「副交感神経」のバランスが乱れてしまうことから起こります。
また、「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」は目に日光が入ることによって分泌されるのですが、日照時間が減るとセロトニンの分泌が少なくなり、気分も不安定になってしまいます。

慢性頭痛の種類

頭痛はその原因によって2通りに分けられ、対処法も違います。

その1）緊張型頭痛

首や肩のコリがひどくなって起こります。座りっぱなしのデスクワークや、PCを使用した仕事の人に多く見られます。

対処法

筋肉をほぐして温め、血行を良くする。マッサージや入浴、ストレッチ等の軽い運動が効果的です。

その2）片頭痛

頭の中の血管が広がると周りの神経が刺激を受けて炎症を起こすことが原因です。ズキンズキンと波打つように、頭の片側だけが痛みます。光や音に反応し、吐き気を伴うこともあり、身体を動かすと痛みが増す人もいます。
20～40代の女性に多く、生理の前に多く発症するのが特徴です。

ここからは片頭痛について詳しく解説します。

片頭痛が女性に多い理由

女性ホルモンの一種「エストロゲン」が大きくかかわっているとされています。
「エストロゲン」は生理が始まる前に急激に減少します。すると血管が拡張して片頭痛が起こります。生理の前2日から3日目までに多く発症することがわかっています。

ちなみに妊娠中は赤ちゃんを守るために女性ホルモンが安定して分泌されるので、それまで頭痛持ちだった人も一時的に頭痛が気にならなくなることもあります。
また、更年期になって女性ホルモンが少なくなると、日常的な痛みはなくなります。女性のカラダって不思議ですね。

片頭痛の対処法

片頭痛の場合は血管の拡張が原因なので、温めるのは逆効果です。痛む部位を冷たいタオルなどで冷やし、安静にしていましょう。
血管を収縮させる効果があるカフェインを摂るのもよいでしょう。この時、コーヒーやお茶などの飲みすぎは悪化させることもあるので気をつけて。

頭痛持ちの人は、これらの食品の摂取に注意が必要です。

リラックスがなによりの予防法

頭痛が発症した時はとにかくつらいものです。どのタイプの頭痛にもストレスは頭痛を悪化させる一因になります。ストレスを溜めないようにし、リラックスして過ごすことが大切です。