むくみは脂肪のもと? むくみが怖い本当の理由
朝履いてきたブーツが夕方になると脚がパンパンに張って入らない…なんてことはないですか。その原因は、「むくみ」。では、どういう状態を「むくみ」というのでしょうか。人体の約60%は水分で出来ていると言われています。そして、なんらかの原因で細胞間質に余分な体液(水分)が溢れ出した状態が「むくみ」です。一般的なむくみの場合は、ストレスや食事等の生活習慣が関わっており見直す事で改善できますが、そのまま見過ごすとむくみはやがて脂肪となり取り返しがつかないことも。また、むくみは重病のサインである場合もあります。急激なむくみや、疲労感を伴う等、いつもと違う変化が見られた場合は早期受診を。健康や美容に支障をきたす前に早めのケアをしましょう。
むくみのメカニズム
むくみは、血管とリンパ管に挟まれた皮下組織内で起こっています。
そこに余分な水分が溜まることで通常時より肥大しパンパンに腫れてしまうのです。
また、脂肪は水分を溜め込む性質があるため量が多いとよりむくみやすいので要注意。
クリニックで受けられる代表的な「むくみ治療」
むくみ治療は大きく分けると3つ。体内に溜め込んだ水分を排出する治療、水分を溜め込む脂肪を減らす治療、そして病気と診断されるようなむくみは手術が必要な場合があります。自分に合った治療方法でむくみを撃退しましょう。
水分を排出する治療法
クリニックで薬を処方してもらう方法です。そして、水分代謝を促すアミノ酸やαリポ酸などの栄養素が含まれた点滴・注射等が有効とされています。(点滴は種類によってはむくみがひどくなる場合もあるので注意を)
◆代表的な施術…利尿作用を促す薬の処方/点滴・栄養注射(αリポ酸など)
脂肪を減らす治療
余分な水分を溜め込むとされる脂肪そのものを減少させる治療法として、脂肪溶解注射BNLSや、痩身効果がみられるマシンでの治療方法が有効とされています。インディバなどのマシンは代謝を上げる効果があるため、より期待できます。
◆代表的な施術…BNLS/キャビテーション/エンダモロジー/インディバ など
手術/レーザー治療
リンパ腫や、下肢静脈瘤でむくみが肥大化した場合はレーザー治療で血行を改善する治療方法が有効です。それよりも悪化した場合や、重病の可能性がある場合は手術が必要なケースも。
◆代表的な施術…クールタッチレーザー/静脈瘤手術 など