症状・原因別に見るクマ治療で「クマ消しメイク」要らずの目元へ

「青クマ」の原因
薄い皮膚の下に張り巡らされた毛細血管が疲れや寝不足により血行不良に陥ると、目の下がうっ血して赤紫のヘモグロビンやミオグロビンなどの色素が濃くなり、「青クマ」と呼ばれるクマの代表的な症状になります。
代表的な「青クマ」の治療法
イオン導入
微弱電流によりビタミンCやEなどを、皮膚深層へ効果的に取り入れる治療。
各種ビタミンが毛細血管の血流を改善、コラーゲンの生成を促します。
ジェネシス
ヤグレーザーで表皮から真皮層に作用し、コラーゲンを生成する治療。
レーザーピーリング効果で古い角質を除去、くすみや色素沈着を改善します。
テノール
高周波(RF)で線維芽細胞に熱を与え、回復過程でコラーゲンを生成。
血行やリンパの流れを促すと同時に目元にハリを与え、クマを目立たなくします。

「茶クマ」の原因
紫外線や摩擦などの刺激によって色素沈着が起こり、目の周りに小さな色素斑が集まってできる茶クマ。青クマが長期的に続くと茶クマになることも。
代表的な「茶クマ」の治療法
ライムライト
IPLの光がメラニン色素を排出、皮膚の再生を促す治療。
過剰なメラニンを排出し、色素沈着を改善します。
QスイッチYAGレーザー
メラニン色素にのみ反応し、周辺の組織を傷つけることなく色素のみ排出。
色の濃い色素ほど反応がよく、回を重ねるほどに茶クマを薄く目立たなくします。
外用薬
メラニン生成を抑えるハイドロキノンクリームを肌に塗る薬です。
黒色化したメラニンに働きかけて色素を薄くするとともに、美白作用があります。

「黒クマ」の原因
加齢によって起こる目の下のたるみや小ジワが暗い影をつくる黒クマ。影クマとも呼ばれます。頬がたるんで目との境目が目立つ場合もあります。
代表的な「黒クマ」の治療法
ヒアルロン酸注入
目の下の袋状になっている膨らみの下にヒアルロン酸注入して、影(黒クマ)をつくる凹みを持ち上げ、影ができないようにします。
サーマクールアイ
たるみ治療の定番「サーマクール」に目元専用チップを取り付け高周波RF(ラジオ波)を照射。
頬や目元のたるみを引き上げ、ハリを出すことで目元のシワも同時に改善します。
下眼瞼脱脂術
下まぶたの裏側に小さな穴を開け、余分な脂肪を除去する治療。
目の下の脂肪による膨らみを除去することで、スッキリとした若々しい目元になります。
(安田 みゆき)
執筆者:alluxe編集部