マシンによる美肌治療におけるアフターケアが大切なワケ
スキンケア感覚で受ける人が増えてきた、レーザーや高周波、超音波などの医療機器による美肌治療は、熱エネルギーで肌に軽いダメージを与え、人体が持つ自然治癒のメカニズムを利用して、若々しい肌を取り戻すものです。
施術後は、傷を治癒する過程と同様、コラーゲンを再生する因子が誘発されて肌の再生機能が活発になりますが、肌の調子が落ち着くまでは、普段より敏感になり、抵抗力が落ちていることも考えられます。そのため施術後は、肌への負担を避け、肌の再生機能をサポートする働きかけが必要なのです。
美肌マシン治療後のアフターケア5つのポイント
1)日焼けはNG! 紫外線を防ごう
レーザーなどでメラニン色素は破壊されてもメラニン色素を作るメラノサイトが活性化されるため、紫外線の影響でシミやそばかす、色素沈着しやすい状態になっています。紫外線防止クリームを塗るのはもちろんのこと、日傘や衣類で直射日光を避けましょう。
2)乾燥を防ぎ、しっかり保湿しよう
施術後は肌の水分量や油分量がいったん低下する傾向があります。化粧水や美容液を使って普段よりたっぷり保湿ケアを行い、室内も加湿するとよいでしょう。クリニックによっては、保湿力の高い医薬部外品や軟膏などの保湿剤が処方されるケースもあります。
3)施術部位をできるだけ冷やそう
レーザーや高周波などによる施術を受けた肌は、熱ダメージを受けています。施術部位は冷たいタオルなどで積極的にアイシングを行いましょう。お湯で顔を洗わない、長時間の入浴を避けてシャワーで済ませるなど、洗顔入浴時も肌を温めない工夫を。
4)あらゆる刺激物から肌を守ろう
施術後は飲酒や唐辛子などの刺激物を避けましょう。血行が良くなり毛穴が開いてしまいます。また、レーザーや光による脱毛を行った場合は、肌との摩擦を起こす硬い生地の洋服を避け、柔らかい生地の洋服を選んで敏感な肌を守ることが大切です。
5)睡眠と栄養をたっぷり摂ろう
施術後は肌の再生機能が活発になっています。睡眠と栄養のある食べ物をたっぷり摂って、肌のターンオーバーを促しましょう。肌の再生機能を高めるために、ビタミン点滴やプラセンタ注射などを同時に受けるのもおすすめです。
その他、医師や看護師に説明を受けた施術後のケアや禁忌事項を守り、美しい素肌を育みましょう。
(安田 みゆき)