美容液導入プログラム「LASEMD（ラセムド）」とは

韓国のLutronic（ルートロニック）社が開発したレーザーピーリングの新型機器。レーザーを肌に照射して、角質に傷をつけることなく表皮に空洞をあけたのち、専用の高次元美容液ラセムドアンプルを浸透させていきます。ダウンタイムはほとんどなく、痛みなくベビースキンに導いてくれる施術です。

従来のメニューとの違い

今まで肌の深い層に美容成分を届けるため、イオン導入やエレクトロポレーションが用いられてきました。このラセムドは、レーザーの力を使用して美容液が浸透する隙間を一時的に形成するので、浸透力を大きくアップすることが可能に。また、美容液の有効成分をナノレベルまで小さくして、7層のマルチコーティングを施しているので、従来のものより浸透力がはるかに高くなりました。

ラセムドアンプルの種類

一般の化粧品は角質層までしか届かないのに対し、ラセムドアンプルは真皮層にまで有効成分を届けることができるように開発されています。
添加物や安定剤など、肌に悪影響を及ぼすものを一切使用していません。使用する直前に開封して攪拌、新鮮な美容液を肌に塗布します。ただし、一度キャップを開けたアンプルは2週間で使い切る必要があります。

VC美容液

ビタミンCをたっぷりと含んでいるので、メラニンの生成を制御して色素沈着を改善します。過剰な皮脂の分泌を抑えて、ニキビ肌にも効果があります。肌を白くしたい方や、毛穴が気になる方に。

TA美容液

ビタミンA（レチノール）を多く含んでいるので、真皮の線維芽細胞を活性化させてコラーゲンを生成させます。シワやたるみを改善したい方に。

VA美容液

トラネキサム酸を多く含んでいて、抗炎症効果が高い。シミや肝班の原因となる物質に働きかけ、メラノサイトをブロックします。シミやそばかす、肝班などが気になる方に。

施術の流れ

1）メイクを落とし、ラセムドアンプルを開封してマシンにセット、攪拌

2）美容液を生成している間にレーザー照射

レーザー照射部の先端にローラーがついていて、それが肌にあたるとレーザーが照射されます。
ピリッとするものの、赤みが数日残るような痛みはなく、30分ほどで落ち着きます。

3）美容液塗布

攪拌が終わってできたばかりの美容液を手のひらでしっかりと塗り込んでいきます。

（オプション）ヒーライト

LED美容施術「ヒーライト」を組み合わせるとより効果が増すので、セットで行うクリニックが多いようです。
レーザー照射でできた赤みや、手術後のダウンタイムを軽減させる働きもあります。

4）ホームケア

ラセムドレーザー照射でできた空洞は1～2週間維持されます。施術で使用した美容液は自宅に持ち帰り、2週間を目安に使いきるまで、ホームケアで継続して使用します。また、コクのある植物由来のクリームがたっぷりと塗布されたマスクパック「ラセムドパック」と組み合わせて、さらにうるおいをプラスします。

韓国では、ダウンタイムがほとんどなく、イオン導入やエレクトロポレーションより効果が！ということでとても人気が高いメニューなのだそう。これは受けてみたい。
新しいメニューなので、日本では導入しているクリニックはまだ多くないようです。興味を持たれた方は、美容クリニックに問い合わせてみてくださいね。

（佐藤マキコ）

執筆者：alluxe編集部