男女ともに好印象！

リサーチ会社の好きな香りの調査によると、男女とも以下のような結果になりました。

3位以下になると男性は「アップルなどのフルーツ系」、女性は「ローズなどのフラワー系」と変わってきますが、男性も女性もせっけんやシャンプーの香りが好きというのは興味深いですね。
筆者もトイレの芳香剤にせっけんの香りを自然と選んでいました。よく考えたら不思議です。なぜなんでしょう？

日本でせっけんの香りが愛されるわけ

和を乱さず、協調性を大事にする国民性

日本は国土が狭く、小さなところに大勢がかたまって生活せざるを得ないということもあり、集団やコミュニティを大事にしています。個性が突出するのは敬遠されるのです。
一方、欧米人はアジア人に比べて体臭が強い民族です。お風呂にはあまり入らない人も多く、香水を愛用しています。香水をつけることによって、自分の体臭とブレンドされ、香りで個性を主張することを好みます。

お風呂が好きで、清潔第一

日本人は昔からお風呂が大好きで、毎日入るという人がほとんどです。古くは江戸時代から人々は銭湯に通っていました。今でも温泉やスーパー銭湯は大人気で、老若男女に親しまれています。お風呂を中心とした文化が根付いているのです。
日本人のお風呂好き、清潔好きには気候も関係しています。日本は高温多湿で、清潔にしないとニオイがこもったり雑菌が増えて病気になってしまいます。それを予防するために、日本人はせっせとお風呂に入るのです。
湯上がりの女性は、「清潔」と同時に「洗い髪の色っぽさ」「ツヤのある白い肌」のイメージもかきたてます。「湯上がり」＝「美人」のイメージができているのです。

以上のことから見ても、日本人が石けんの香りに惹かれる理由が理解できます。

好きな香りを身に着ける効用

好きな香りを身に着けると、リラックスできるとともにストレスの軽減になります。でも強めの香水を狭い空間で着けている人が一人でもいると、周りの人に大きなストレスを与えかねません。

さりげなくせっけんの香りを試してみたい！

香水はちょっとハードルが高いな…という人は、ヘアミストやボディミスト、ハンドクリームやボディローションなどを使ってみて。さりげなく優しい香りを身に着けると、自分も周りもさわやかになれることうけあいです。

せっけんの香りをうまく取り入れて、これからやってくる汗ばむ季節を気持ちよく過ごせるようにしたいですね。

（佐藤マキコ）

執筆者：alluxe編集部