生理中の医療脱毛に対するクリニックの対応

「生理の時に脱毛ってできるの？」という疑問を持っている方もいると思います。 脱毛サロンでは衛生面、医療的な対処の問題から生理中の脱毛が断られることがほとんどですが、クリニックではVIO以外の医療脱毛ならぼぼ対応可能です。
脱毛サロンと違ってクリニックには、肌トラブルや体調不良にも対処できる医師や看護師がいます。また、衛生面も配慮されているからです。

それでも生理中にVIOの医療脱毛を断るクリニックがあるのは、皮膚疾患や感染症予防の観点から方針をしっかりと定めているためです。

生理中に医療脱毛を受けた私の場合

手足の医療脱毛5回コースの4回目の日の前日に生理になってしまった私。迷いましたが、そのまま治療を受けることにしました。
照射部位は、大腿・ヒザ・下腿・足指甲・上腕・ヒジ下・手指甲・ワキとわりと広範囲。でも親不知を抜いた時も涙一粒として流さなかったし、全然心配していませんでした。

しかし、テスト照射の時から、「あれ…？」と思いました。いつもより少し痛いなと感じました。それでも耐えられる範囲だったので、特に申し出ませんでした。なんというかいつもより患部が敏感に反応して痛みが広がる感じでした。

ヒザ下、から始まって足の付け根に来た時。だんだん冷や汗が出てきました。VIOに近い部位なので、いつも一番痛みを感じるところなのですが、今回は「ちょっと痛すぎるかも…」と思いました。とても手際のいい担当の方が照射してくれていたので、「痛いって言おうかな」と迷っているうちに照射が終わっちゃいましたが…。

そして治療後、いつもは全然赤みが出ないのに、照射部位が2日間腫れました。クリニックで処方された炎症止めを塗っているうちに自然と治りましたが、ちょっとびっくりしました。でも効果はいつも通り、ばっちりでした。

後日談。手足のコース最終回を受け終わった時に、気がついたんです。最終回の照射の痛みは1～3回目と変わらず、赤みも出ませんでした。4回目だけ、なんで痛みも腫れ方もいつもと違ったのか。
「生理中だったからか！」と。

生理中の医療脱毛のリスクとは

生理中の医療脱毛のおもなリスクは以下の通りです。

・肌が敏感になっているので痛みを感じやすい
・肌の状態が不調になりやすい期間なので、治療による炎症・肌荒れが起きやすい
・ホルモンバランスの乱れによって毛周期が変わり、脱毛効果に影響が出ることがある
・生理中の不安感からストレスを感じやすい

私のように後から気がつくのではなく、このようなリスクがあることを知ってから、医療脱毛を受けることをおすすめします。
そして、痛かったら「痛い」と声を上げること。痛いかテスト照射の時に確認してくれますし、途中で「痛い」と言っても大丈夫。クリニックは応えてくれます。

（角　朋美）

執筆者：alluxe編集部