妊娠中の医療脱毛について
医療脱毛はトライアルで1回だけ、その他、コースで複数回継続して通う方法があります。
「コースで通っている途中で妊娠が分かった」
「1回しか受けなかったけれど後からその時妊娠していたことが発覚した」
子どもは授かりものですから、上記のような事態もパートナーのいる女性は想定しておく必要があります。妊娠中に医療脱毛を受けても大丈夫なのでしょうか。
医療脱毛で使用されるレーザーは、紫外線やX線などとは異なり、755nm程度の可視光線のため、胎児や母体に影響を与えることはありません。
直接的な影響はありませんが、念のために局部付近や腹部を避けて照射をするクリニックもあります。医療脱毛のコース中に妊娠が分かった場合は、すみやかにクリニックへ相談するのがベターです。
妊娠中の医療脱毛の懸念点
妊娠中に医療脱毛を受ける場合は、以下のことに注意を払うことが大切です。
・体調の変化
・毛周期の乱れ
・肌への負担
・身体的ストレス
妊娠中は体調が変わりやすく、医療脱毛時の冷却が大きな負担になる場合があります。妊娠後期の安定期であっても、長時間横になる状態がつらいときは、また別の機会に改めるのを勧められることも。
医療脱毛は発毛のサイクルである毛周期に合わせて行われますが、妊娠するとホルモンバランスが乱れ、毛周期が安定しなくなります。妊娠中の医療脱毛は永久脱毛の効果を得にくくなるケースもあることを覚えておきましょう。
また、同じくホルモンバランスの乱れによって、妊娠中は肌が敏感になっています。敏感な状態で照射を行うと、通常よりも痛みを強く感じる、赤みがなかなかひかないなどの症状があらわれることがあります。妊娠中は外用薬の使用が制限されるため、出力を下げてもらうなど工夫が必要です。
そして、脱毛時の痛み・脱毛後の冷却がストレスになる可能性も考えておくのも重要です。つわりで気分が悪くなるなど普段の自分とは違う体質になっていることにも目を向けましょう。そういった日に予約を入れてしまっている場合は、キャンセルする勇気も大事です。
妊娠中でもそうでなくとも、医療脱毛をするときに確認しておいた方がいいことを医療脱毛経験者の筆者からお知らせします。
当日キャンセル料がいくらかかるかを事前に知っておくと安心です。
特に妊娠中は体調がデリケートだと思います。一人の命ではありません。以上のことを胸にして、心身を大切にしながら医療脱毛に臨んでください。
これから妊娠するかもしれない女性の方も、このコラムを永久保存版にして備えていただけたらと思います。
(角 朋美)
執筆者:alluxe編集部