歴史編

佐竹藩主「佐竹義宣」が美人をつれてきた説

今の茨城県水戸にあった『常陸の国』のこと。佐竹藩主が関ヶ原の戦いに敗れて秋田に国替えの命が下りました。その時、腹いせに周りの美人を根こそぎ連れて行った、との説があります。その結果、秋田に美人が増え、茨城にはいなくなってしまった、という話。
これは筆者の両親もしきりに言っていました。かなり眉唾モノではないかと思うのですが…。

ロシアやヨーロッパのDNAが混ざっている説

秋田県は日本海を隔ててロシアに面しています。その昔ロシアやヨーロッパからはるばる渡ってきた人が住みついたという話があります。
ただの伝説かと思いきや、「秋田県民の10人に1人、白人しかもっていないはずのウィルスを遺伝的に持つ人が存在する」というではないですか！ これは驚き。

歴史編は伝説じみているので、「信じるか信じないかは、あなた次第」といったところですね。

地理編

湿度が高いから

曇りや雪の日が多いということは、必然的に湿度も高くなります。冬場に湿度が高いのは、肌にとっては歓迎すべきことです。
たとえば東京はどんどん乾燥が進んでいますが、11月の降水量でいうと秋田は東京の2倍、12月になると3倍以上にもなるというデータがあります。11月～1月の湿度は東京で平均50％ほどなのに対し、秋田では約70％と、20％もの違いがあるのです。
この湿度がツヤのある肌を保っている一因であることは間違いないでしょう。

温泉が多いから

秋田県は「乳頭温泉」や「玉川温泉」など、全国的に有名な温泉がたくさん点在しているので、思い立ったら気軽に行けるという環境にあります。温泉は冷え・肩こり改善、美肌など女性にうれしい効果満載ですよね。

日照時間が短いから

県庁所在地である秋田市は、年間の日照時間が全国で一番少ないのだそうです。一般的に北海道から中国地方までの日本海側、特に東北地方は冬場、大陸から寒気が入ってくるので、曇りや雪の日が多く、日照時間が少なくなります。
日照時間が少ないということは、紫外線を浴びる時間も短いということになり、色白の人が多い、という結果に。

生活習慣編

夜にしっかり眠っているから

眠りが美肌の元であることはもちろんみなさんご存じですよね。秋田県の人は睡眠時間を多くとることでも知られています。総務省の2016年の調査で、1日当たり平均8時間2分と全国平均を22分も上回っていたとのことです。

カラダにいいものを食べているから

秋田はアカモクという海藻やじゅんさいなどネバネバ成分を多く含む食品をよく食べる地域です。しょっつるや味噌、麹を使った漬物などの発酵食品もよく食べられています。これらも美肌効果がある食べ物です。

では秋田県人じゃない私たちはどうしたら…？

東京に住んでいる人も、ご心配なく。秋田美人の美肌術を真似しちゃえばいいんです！
あの誰もが知る化粧品ブランドも秋田美人に注目しています。秋田の女性100人の肌変化を10年間にわたって追跡したとのことです。歳を重ねても美しい肌の人は、いったい何が違うのかを検証。その結果を数値化してカウンセリングの際に有効利用しているのだとか。

理想的な肌の水分量とは？

健康的な肌にとってよいとされる水分量は約20～30%です。水分量だけでなく、適度な油分も必要です。水分量と油分の比率は8:2が理想的とされています。多すぎても少なすぎても肌トラブルの元になります。

以前テレビ番組で、秋田の女性を東京に連れてきて肌の水分量を測ったら、乾燥して秋田美人ではなくなってしまった…という笑えない話がありました。
ということは、東京の女性も水分量を補えば、秋田美人に負けない美肌になれる！ということですよね。よーし、がんばろうっと！！

（佐藤マキコ）

執筆者：alluxe編集部