ニキビがニキビ跡に悪化するまでには5段階ある

ニキビは初期症状からニキビ跡になるまで、5つの段階があります。まず、一番始めにできる白ニキビ。毛穴が閉じたまま角質や皮脂が溜まっている状態です。この角質や皮脂が酸化すると、毛穴が開きポツポツと黒く見える黒ニキビに。毛穴が開いて雑菌が繁殖し、炎症が起きると赤ニキビ、さらに膿みになると黄ニキビになります。ここまで悪化するとニキビ跡になる可能性が高まります。

ニキビは皮膚の炎症のひとつです。もしニキビ発見したら、いち早くケアをはじめましょう。ニキビ対策としては、「皮脂の分泌を抑え、排出を促す」「肌を清潔に保つ」ことが大切です。規則正しい生活、正しい洗顔などを心がけるとともに、専門家の元で正しいケアを行なうことが改善の近道です。

とくに気をつけたい！ ニキビが発生しやすいパーツと原因

頭皮

汗や皮脂、シャンプーなどの洗い残しなどが毛穴に詰まり、毛根周辺が炎症を起こしてニキビに。触ると痛みを伴います。

おでこ

Tゾーンと同じく皮脂分泌が多いため、思春期にできやすい部位。前髪の毛先が刺激となることも。

Tゾーン

過剰な皮脂の分泌により、毛穴が目詰まりしてニキビに。新陳代謝が活発な10代や、オイリー肌の人に多くできます。

頬

ホルモンバランスの崩れ、糖質や脂質の摂り過ぎなどが原因。ニキビが大きくなりやすいのが特徴です。

あご・首

大人になってからできやすい部位。ストレスや生活習慣によるホルモンバランスの崩れ、内臓疾患が原因。

背中

皮脂腺が多く、汗をかきやすいためニキビができやすくなります。自分でケアしにくい難点も。

進化し続けるクリニックのニキビ治療

ニキビ治療には、皮膚にダメージを与えて細胞を再生させるフラクショナルレーザーや、雑菌を熱で殺菌する光治療、水流の力でソフトピーリングをおこなうハイドラフェイシャルなどがあります。また、ピーリングとマシンの組み合わせ治療など、様々な選択肢が増えてきています。ニキビは早めのケアが大切ですが、間違った自己ケアは悪化させる可能性もあります。専門家に任せて早期改善を目指しましょう。

（安田 みゆき）

執筆者：alluxe編集部