マシンによる美肌治療のアフターケアが大切なワケとは？

光（IPL）や高周波、レーザーなどの医療機器による美肌治療は、熱エネルギーで肌に軽いダメージを与え、人体にもともと備わっている自然治癒のメカニズムを利用して、若々しい肌を取り戻すものがほとんどです。したがって施術後は、傷を治癒する過程と同様、コラーゲンを再生する因子が誘発されて肌の再生機能が活発になりますが、肌の調子が落ち着くまでは、普段より敏感になり抵抗力が落ちていることも考えられます。そのため、肌への負担をできるだけ避け、念入りなお手入れを心がけることが大切なのです。

マシンによる美肌治療は術後のお手入れが肝心！ 丁寧なケアを心がけて

施術を受けた後の肌をいたわり、効果を長持ちさせるために──
美容医療のアフターケア
マシンによる美肌治療 編

美容医療ビギナーにも人気が高い、レーザーや高周波、超音波などの医療機器による美肌治療は、肌の自然治癒力を利用する施術がほとんどなので、施術後は肌の再生機能をサポートする働きかけが必要です。

1. 日焼けはNG！ 紫外線を防ごう

レーザーなどでシミの元となるメラニン色素は破壊されても、メラニン色素を作るメラノサイトが活性化されるため、紫外線の影響でシミやそばかす、色素沈着になりやすい状態になっています。
夏の紫外線量は冬の3倍！ 日焼け止めクリームを塗るのはもちろんのこと、日傘や衣類で直射日光を避けましょう。

2. 乾燥を防ぎ、しっかり保湿しよう

施術後は肌の水分量や油分量がいったん低下する傾向があります。化粧水や美容液を使って普段よりたっぷり保湿ケアを行いましょう。クリニックによっては、保湿力の高い医薬部外品や軟膏などが処方されるケースもあります。
この時期は冷房による室内の乾燥にも注意が必要です。部屋の湿度が低いときには加湿器などを活用しましょう。

3. 施術部位をできるだけ冷やそう

レーザーや高周波などによる施術を受けた肌は、熱ダメージを受けています。施術部位は冷たいタオルなどで積極的にアイシングを行いましょう。洗顔時には高温のお湯を使用しない、長時間の入浴を避けてシャワーで済ませるなど、いつもの洗顔や入浴時も肌を温めない工夫を。

4. あらゆる刺激から肌を守ろう

施術後は飲酒や唐辛子などの刺激物を避けましょう。血行が良くなり毛穴が開いてしまいます。また、レーザーや光による脱毛を行った場合は、肌との摩擦を起こす硬い生地の洋服を避け、柔らかい生地を選んで敏感な肌を守ることが大切です。

5. 睡眠と栄養をたっぷり摂ろう

施術後は肌の再生機能が活発になっています。睡眠と栄養のある食べ物をたっぷり摂って、肌のターンオーバーを促しましょう。肌の再生機能を高めるために、ビタミン点滴やプラセンタ注射などを同時に受けるのもおすすめです。医師に相談してみましょう。

＊その他、医師や看護師に説明を受けた施術後のケアや禁忌事項を守り、美しい素肌を育みましょう。