レーザーフェイシャルとレーザートーニングの違い
レーザーフェイシャルとは
755nmのアレキサンドライトレーザーを顔に照射する施術です。アレキサンドライトレーザーは、脱毛でも使用されており、メラニンに反応するため日焼けによってできたシミ、くすみ、開いた毛穴や黒ずみの改善に効果的です。また、産毛脱毛の効果も期待できます。
ダウンタイム/リスク/効果を感じる回数
レーザーフェイシャルを照射したあとのシミは、かさぶたになって自然にはがれ落ちていきます。ダウンタイムはこれくらいで、テープで保護をする必要はありません。ただ、やけどのリスクはあるため経験豊富な医師に施術はお願いしましょう。症状によりますが、1回だけでなく3〜5回程度受けることで充分な効果を感じるとされています。
レーザートーニングとは
1064nmのQスイッチヤグレーザーを連続照射していく施術です。施術時はパチパチとした音が出ます。Qスイッチは、レーザーの照射時間が1発n(ナノ)秒と非常に短い特徴があります。おもに両頬に左右対称、穂の同じ形・大きさで現れる肝斑(かんぱん)に効果的とされています。ピンポイントにシミを取るレーザーではかえって悪化する肝斑もレーザートーニングならOKです。
ダウンタイム/リスク/効果を感じる回数
ダウンタイムはほぼなく終了後すぐにメイクも可能です。ただ、高出力で複数回受けた場合、メラニン色素が強く破壊され、白く肌の色が抜けてしまう色素脱色(白斑)というリスクがあります。稀なケースですが、白い点が出た場合にはすぐにクリニックへ相談してください。肝斑を改善するためには個人差がありますが、10回以上の照射が必要です。
どの治療法を選択するかは診断後に決めましょう
年を重ねるとシミだけでなく、くすみや肝斑、毛穴、黒ずみなどさまざまな肌トラブルが同時に出てきてしまいます。自分ではこれが本当にシミなのかの判断は難しいですし、肝斑にシミ取りレーザーを照射すると悪化するように、どんなレーザー治療を受けるのが良いのかは症状によって変わってきます。まずは自身の肌の状態を知るためにも、専門医の診療を受け、自身にあった治療方法をドクターに聞いてみてください。
(安田 みゆき)
執筆者:alluxe編集部