
年代や肌質をみた上で、保湿ケアを選定することが大切
もともとの肌質であまり変化が見られない方もいますが、年々肌は変わっていきます。
20代で10代と同じケアで大丈夫!という方もいると思います。しかし、40代で10代のケアと同じ大丈夫、という方はどれくらいの割合でいるでしょう。各々、何かをプラスしたり使っている化粧品をさっぱりタイプからしっとりタイプに変更したり等、今の年齢にあったスキンケアに変える方が、ほぼほぼではないでしょうか。美容医療でおこなう治療も同様に、年代にあった治療があります。
※こちらのピックアップはあくまで目安です。肌質や悩み、治療の頻度、医師の判断によって治療は異なります。
20代
【肌質】
学生から社会人への環境の変化によって肌質にも変化がでやすい20代。特に20代前半は、大人にきびや表面は油っぽいのに、肌の内側が乾燥しているインナードライに。20代後半は、乾燥肌が増えてきます。インナードライに気付かないままケアをつづけ、より乾燥しやすい肌になってしまうこともあるようです。
【この年代に多い肌トラブル】
・油性肌
・乾燥肌
・インナードライ
・大人ニキビ
・毛穴
【おすすめの美容医療】
■ケミカルピーリング
■イオン導入
20代は、肌の修復機能やコラーゲン量があるため、肌代謝を促すピーリングや肌の深部へ有効成分をおくり内側から保湿するイオン導入がおすすめです。
30代
【肌質】
20代と比べて体力も低下し、肌の衰えも感じやすい30代。化粧を落とさず寝ても大丈夫だった人も肌トラブルを経験することも。ホルモンはランスの変化によるシミや肝斑が現れたり、今まであったハリ感がなくなり、小ジワやたるみ、くすみなども気になりはじめることも。
【この年代に多い肌トラブル】
・くすみ
・乾燥肌
・シミ/肝斑
・小ジワ
・毛穴
【おすすめの美容医療】
■ジェネシス
■フォトフェイシャル
30代からは、皮膚の浅い部分にIPLなどの光やレーザーの熱を与え、肌代謝をよくしコラーゲンの生成を促す治療がおすすめです。乾燥肌の改善だけでなく、小ジワ、シミ等に効果的なので、30代になって増えた肌トラブルを同時に美肌へと導けます。また、10年後の肌の予防にも◎
40代
【肌質】
今まで受けた紫外線などの外的要因の影響によるシミやシワなどの肌老化が30代の頃よりも目立つようになります。女性ホルモンの減少による肌質の変化や、肌のコラーゲン減少によるたるみなど、本格的なエイジングケアが必要となります。
【この年代に多い肌トラブル】
・乾燥肌
・シミ/肝斑
・たるみ
・シワ
【おすすめの美容医療】
ベビーコラーゲン注射
水光注射
40代からは、肌から減少した潤い成分を補う治療がおすすめです。ヒト由来コラーゲンのベビーコラーゲンは乾燥による小ジワなどを改善。ヒアルロン酸やサイトカインなどの成分を水光注射で肌に注入して保水力を高めます。肌の内側から潤い成分を補うことで、乾燥肌対策ができますよ。
肌質は1人ひとり異なります。必ずドクターに相談をして治療をしましょう。
美容医療後の肌は、一時的に肌がデリケートに。乾燥がヒドい時と同様に、いつものスキンケアにプラスしてエモリメント効果の高い化粧品でケアをすることもお忘れなく。
(かとう けいこ)
執筆者:alluxe編集部