首のブツブツの正体とできる原因

いつのまにできた？とショックを受ける首のブツブツ。
このブツブツの正体は、古くなった角質が小さくなって固まったスキンタッグとも呼ばれるものです。

スキンタッグは、良性腫瘍（いぼ）の一種で、30代以降に現れ、加齢とともに数が増える厄介なもの。
まれに黒っぽいのもありますが、基本的には1〜3mm程度で肌色に近いので目立ちません。
また、体に悪い影響を与えることはありませんので、放置しても問題ないのですが、数が増えると小さくても気になるようになってくる人が多いようです。

スキンタッグができる要因と予防策

加齢により肌の新陳代謝が衰え、皮膚のターンオーバーが正常に行われなくなったこと、皮膚の摩擦や刺激が考えられます。

予防策としては、皮膚が薄い首周りは、摩擦を和らげるボディクリームを塗ったり、アクセサリーや洋服、毎日のお風呂などで刺激を与えすぎないように心がけることが大切です。
また紫外線も肌への刺激になりますので、顔だけでなく首への日焼け止めを塗り忘れないようにしましょう。

皮膚科でできるスキンタッグの治療法

液体窒素〈保険適用の治療法〉

料金は安くすみますが、麻酔なしでおこなうため痛みが伴います。
また、治療跡が色素沈着になって残るケースがあります。
見た目が良くないため女性なら気になりますし、色素沈着をケアするための費用を考えると選択は慎重にならざるをえません。

炭酸ガスレーザー（CO2レーザー）〈自由診療での治療法〉

費用は100％自己負担なので、液体窒素の治療よりお金はかかります。
ただし、跡が残りにくく再発の可能性が低い治療法。
イボをまるごとレーザーで削りますが、出血や痛みも少ないとされています。
1個あたりの治療時間は数秒。あっという間に終わりますので、複数個まとめて治療することも可能です。

（安田 みゆき）

執筆者：alluxe編集部