災害時の美容の代表例

「そもそも災害時の美容について、考える必要性を感じない」
「生活必需品について考える方が有意義」
という意見もあるかもしれません。しかし、ここでいう美容を「体を清潔に保つこと」に置き換えるとどうでしょうか。そうです。災害時の美容は衛生面と密接なつながりがあるのです。

災害が起こるとガスや水道が止まってしまうことも考えられます。そんなときにおすすめなのが、ドライシャンプーです。
ドライシャンプーとは、洗い流す必要のないシャンプーのことです。ジェルタイプや粉末タイプ、スプレータイプがあります。一番種類が多いのはスプレータイプで、髪や頭皮にむらなく吹き付けた後、タオルで拭き取ることで、消臭殺菌効果を発揮します。

そして、爪のケアも大切です。十分なケアがままならない状態でのばしておくと、欠ける、雑菌によって感染症を引き起こす原因になることもあります。短く切りそろえておくことで自分を守ることができます。

ドライシャンプーと爪切りは備蓄品の中に入れておくと良いでしょう。

防災の日を過ぎて

防災の日は、台風、高潮、津波、地震などの災害の認識を深め、それら災害に対処する心構えを養うために、1960年に制定されました。9月1日という制定日は、関東大震災の発生日が由来です。

防災の日を含み、台風の発生・上陸も多い今月は、災害の備えについて見直すいい機会だと思います。
有事の際の備蓄に、どうか美容関連品も忘れずに。
災害時に美容について考えることは決して不謹慎ではありません。衛生的であることは体だけでなく、心の健康も保ちます。

身も心も元気であるために、美容を活用しましょう！

（角　朋美）

執筆者：alluxe編集部