なぜたるむ？

たるみとは、そもそもコラーゲンやエラスチンが破壊されることによって、肌を支える力が弱まる、あるいは筋力が低下し、皮膚が重力に従って下がることを指します。肌を支える弾力の弱まりと筋力の低下がたるみを作り出しているわけです。

コラーゲンは、家屋でいうと柱や骨組みのように組織の形を保持する繊維。エラスチンは、ゴムのように弾力性のある繊維をイメージすると分かりやすいです。

コラーゲンとエラスチンが破壊されてしまう原因は、おもに紫外線・喫煙やストレスなどで発生する活性酸素・女性ホルモンの減少、そして加齢です。
抗うにはどうしたらいいのでしょうか。

化粧品から肌弾力にアプローチ

たるみに効く化粧品、医薬部外品として挙げられるのは、リフティング成分を含んだものです。
リフティング成分とは、シワ・たるみによって緩んでしまった肌を引き上げて、シャープなフェイスラインに仕上げることを目的とした成分のこと。おもに以下が該当します。

・サイラトロエキス
・マクロプチリウムアトロプルプレウム花／葉／茎エキス
・ヒメフウロエキス
・ベルノニアアペンジクラタ葉エキス
・ミツガシワ葉エキス

これらが含まれているか確認して化粧品を選んでみるのもいいでしょう。

美容医療から筋力にアプローチ

たるみを改善する方法としては大きく分けて2種類あります。切ってたるみを除去する手術と切らないでアプローチする方法です。特に切らない方法として、注目されているのがダブロです。

ダブロとは、衰えた肌の筋力にアプローチできるマシンです。ダブロはHIFU（High Intensity Focused Ultrasound）、日本語で言うところの高密度焦点式超音波治療法の一種です。筋肉層の一部、SMAS層を超音波で引き締めて、たるみを改善します。

虫眼鏡と太陽を使って紙に火をつけるのとほぼ同じ原理で治療は行われます。太陽光をレンズに集めるように、超音波のエネルギーをSMAS層に集めて刺激します。ピンポイントで超音波があたるので他の組織には傷をつけずに施術箇所が引き締まります。

SMAS層が引き締まることによって、肌を支える機能がかえってくるわけです。


肌がたるんできてしまっても、どうか諦めないで。
諦めない気持ちと上記の手段でたるみに立ち向かいましょう！

（角　朋美）

執筆者：alluxe編集部