アレキサンドライトについて

アレキサンドライトは、光によって違った顔を見せる宝石です。日光や蛍光灯のもとでは、緑がかった青や深緑に、ろうそくの火や白熱灯に照らされれば、紫や深紅、または橙色に見えます。

アレキサンドライトは、1830年にロシア帝国で発見された比較的歴史の新しい石です。宝石としても、希少で美しいアレキサンドライトですが、その名を美容医療界で耳にすることがあります。医療レーザー脱毛のレーザーのひとつ、アレキサンドライトレーザーに応用されているんです。

医療脱毛レーザーとアレキサンドライト

アレキサンドライトレーザーで使われているのは、人工宝石のアレキサンドライトです。 人工宝石とは、人為的につくられた宝石のことで、天然のものと物理的、化学的、光学的にもほとんど差がないものを指します。

この人工宝石のアレキサンドライトを用いた、アレキサンドライトレーザーは1996年にアメリカの日系人・フルモト氏によって開発されました。有色人種にも対応できるという点において画期的でした。
日本にはその翌年の1997年に輸入され、今ではより性能が進化したシネロン・キャンデラ社のロングパルスアレキサンドライトレーザーGentleLase Pro(ジェントルレーズプロ)が市場に登場しています。

当初のアレキサンドライトレーザーとは異なり、表皮を保護するための皮膚冷却装置が内蔵され、毛質に応じてパルス幅を0.25～100secまで調節できます。アメリカの食品薬品局（FDA）の認可を受けており、安全性が高くなっています。

覚えておきたいアレキサンドライトレーザーの特長

アレキサンドライトレーザーには、3つの特長があります。

・他の種類のレーザーの光よりも、メラニン色素への吸収に優れている
・日本人の繊細な肌質に合っている
・肌色と毛の色の差異が大きいほど効果が発揮される

そして、毛の根幹である毛母細胞だけに働きかけることができるので、皮膚への負担が少なくて済むのです。
私自身、現在アレキサンドライトレーザーで手足の毛を医療脱毛中ですが、照射してすぐ冷却してくれるので、他のレーザーと比べ、痛みも輪ゴムで弾く程度でマイルドだと感じています。

そろそろ薄着になりたい季節。夏を楽しむための選択肢として、アレキサンドライトレーザーによる医療脱毛にトライしてみてはいかがでしょうか。