睡眠と肌には密接なかかわりがあった!!
「ターンオーバー」という言葉を聞いたことはありませんか。
私たちの肌は毎日肌の奥で新しい細胞が生まれ、ターンオーバーが起こることで約4週間かけて肌の表面へと少しずつ押し上げられていきます。そして役目を終えた細胞はやがて剥がれ落ちていきます。この流れを絶えず繰り返すことで肌は常に生まれ変わっているわけです。
このターンオーバーにおいて、重要な役割を担っているのが脳から分泌される成長ホルモンです。これまでの研究からこの成長ホルモンは睡眠中に活発に分泌されることが判明しています。
もし十分な睡眠がとれなかった場合には、この成長ホルモンの分泌量も減り、その結果ターンオーバーのサイクルが乱れてしまいます。
正常なサイクルであれば剥がれ落ちていたはずの古い角質が残りやすくなるため、結果的に、くすみ、シワ、シミ、吹き出物、乾燥といった肌トラブルを引き起こしてしまうのです。
お肌のゴールデンタイム
“お肌のゴールデンタイム”という言葉、聞いたことあるかと思います。22時から翌2時までを示す言葉で、1日のうちで成長ホルモンの分泌が最も盛んな時間帯であり、この時間に睡眠をとることで、しっかりと疲れがとれてお肌も整うと言われています。
しかしながら、忙しい現代人にとってそれを実行に移すことは容易いことではありません。
睡眠は量よりも質を優先させよう
再春館製薬HPより
睡眠と言うとよく「睡眠時間」が取りざたされますが、大事なのは時間ではなく睡眠の質です。
睡眠の深さと時間経過をグラフにすると、睡眠というのは上記のような深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)の繰り返しで成り立っていることがわかります。
最新の研究では、成長ホルモンが最も出るとされているのは実は眠り始めてから3時間程までの深い眠りの時で、実際に肌細胞の修復が行なわれるのはさらにその後の3時間ということが知られています。
したがって美肌のことを考えるなら、「眠り始めの最初の3時間の質を高める」ことを意識し、最低でも毎日6時間の睡眠を確保できるようにするのが望ましいです。
熟睡するためのポイント
最後に、睡眠の質を高めるために必要な熟睡するためのポイントをご紹介します。
その1:光などの入ってくる情報で脳が活性化されてしまい、眠れなくなる怖れがあるため、寝る前の携帯電話のチェックは控えるようにしましょう。
その2:全身がリラックスしていると、眠りに入りやすくなるため、寝る1時間以上前にぬるま湯を張った湯船につかり身体をリラックスさせてください。
その3:寝る前の考え事は脳の活性化に直結してしまいます。寝る前は色々考えずにぼんやりしましょう。
今回紹介したものはどれも直ぐに実行できるものばかりです。
「睡眠」という人間に元々備わっている肌修復システムをうまくを活用して、是非、誰もが羨むような最高のコンディションのお肌を手に入れてみませんか。