内出血とは
内出血(アザ)は、血管が何らかの刺激によって傷つき破れ、皮下で出血した状態を指します。注入治療で起こるレベルの内出血は軽度なので、1~2週間ほどで自然と消えます。見た目はよくありませんが、健康に問題はありません。
ただし、「痛みが引かない」「注入した部分が白っぽくなった」といったケースは重要な血管が損傷してしまった恐れがあるため、緊急で医師に対応が必要な場合があります。
注入治療における内出血の原因
注入治療による内出血は、注射針が毛細血管を傷つけることによって起こります。毛細血管は、体のすみずみまでランダムに張り巡らされているため、ベテランドクターの施術でも内出血のリスクを完全に回避することはできません。
その他にも、生まれつき内出血がしやすい体質の人や喫煙者、疲労やストレスで内蔵機能が低下している場合にも起こりやすいとされています。
内出血をできるだけ回避する方法
細く短い針や先端が尖っていない針(鈍針)など、痛みや内出血を軽減する為につくられた特別な針があります。これらは、オプションメニューで「マイクロカニューレ」や「ピクセルカニューレ」といい、別料金の場合がほとんど。希望する際は、あらかじめ料金を確認しておきましょう。
内出血が起きてしまった際の対応法
血管は冷やすと収縮するため、内出血の広がりを抑える効果があります。圧迫も効果的です。そのあと、蒸しタオル等であたためると流出した血液を体内に吸収させるのが早くなり、回復を早めてくれます。
ひとつ忘れてはいけないのが、注入治療で内出血が起きたからといって失敗ではないということ。内出血が起きてしまっても、自然と消えますので慌てず対応し回復を待ちましょう。