プロデューサーK
カリスマ美容プロデューサーとして「バックエイジング」「ビューティーコロシアム」 等、数々の美容番組を送り出してきた。多くのタレントを激変させた美のヒットメーカー。音楽番組や情報番組なども手がけ数多くのゴールデン番組を担当。モットーは「脳を騙して、楽して痩せる」
2017年に起きる美容のパラダイムシフト。「腸内改善ブーム」の次に来るのは……
〈あらすじ〉
毎月プロデューサーKに美の秘訣を聞きながら、その厳しい美容哲学によって磨かれる(しごかれる)編集K。今回は、数々の美容ブームを予言してきたプロKに、2017年の美容ムーブメントを聞きました。
プロデューサーK(以下、プロK) まずは告知から。フェイクドキュメントドラマ『プロデューサーK』第2弾が決定! 今年6月くらいに配信予定です。
編集 おー!(拍手)おめでとうございます! ついにシリーズ化ですね。キャストの皆さんは全員続投でしょうか。
プロK 前回ゲストだった高橋ユウと大場久美子さんは抜けるけど、後のキャストはほぼ前回と同じ。少し対象年齢をあげた内容を考えている。前回のドラマでは、高橋ユウが走ったり筋トレしたり、ある程度の年齢以上にはキツいダイエットになっていたから、40代アッパーに向けて、もっと無理なく楽して痩せられる内容にしたいな、と。健康的でキレイに痩せていく方法を探る感じだね。
編集 なるほど。アリュクス読者にも多い年代ですね。
プロK ある程度の年齢になるとダイエットは「筋力」がテーマとなってくる。特にポイントは、腰回りの筋力だな。特に重要なのが骨盤底筋と内転筋。ここを鍛えると、見た目のキレイさだけでなく、尿漏れや更年期障害なんかも改善されるんだ。健康、ライフワークにとってもかかせないこと。
若いうちは走ったりして運動をすると改善されることもあるけど、30代半ばから衰えはじめる体幹を意識する。30代から40代に向けて背中の筋肉、腰回りの筋肉をいかに鍛えるか。お腹ポッコリの改善にはそれが決め手になる。
編集 わたしも実は小さい頃から下腹が出ているキューピー体型が悩みなんですよね。
プロK あー、君はそうだよねえ。でも、キューピー体型は本当はそんなに悩むことじゃない。姿勢が悪くて前面が出ているだけだから。それに比べると年を取ってからのお腹ぽっこりは危険サインだ。
プロK あ、ちなみにここからは、授業料が発生する特別講義だから。
編集 はいはい。(流しとこ)
プロK なぜ、お腹ポッコリになるのか。繰り返しになるけど、それは筋力がやばいから。
編集 贅肉ではなく筋力。
プロK そう、さっきも言ったけど、最も重要なのが骨盤底筋と内転筋、なのだよ。骨盤底筋と内転筋がたるむと、この絵のように浮き輪腹が誕生する。それだけでなく臓器が下に落ちることで子宮も下に落ちて、骨盤が開く、これが問題。女性にとってよくないパターンになっていく。太って見えるだけでなく、健康も損なうことになるからね。
だから、筋肉をつけて体幹を鍛えるのが一番キレイ。おまけに健康にもいい。腰痛、肩コリ、更年期障害これらも改善に導かれるんだ。脂肪を落とすだけのダイエットはもう古い。
プロK 2016年は「腸内改善」が流行した。今年は筋肉を鍛えて女子のクビレを作り、健康にも導く。体重を落とすことは正解ではない。見た目をキレイにすること、コレがこれからのプロデューサーKチームのテーマとなる。今度のドラマには、サッカーの長友選手を担当する個人トレーナーも入れたり、徹底的にコアトレーニングする場面も第二回ドラマの中で出て来る予定だよ。
編集 前回のエステでも散々筋肉不足を指摘されてしまいました……。今後はぜひ鍛えていきたい所存でございますよ。
プロK インナーマッスルが、今年はブームになるんじゃないかと考えている。まだ詳細は極秘なんだけど、国内某大手家電メーカーからインナーマッスルを鍛えるすごいマシンが発売になるしね。
編集 わわ、それは気になります!
プロK それとちょっとした筋トレにはクーガーダンス(*)がいいよね。ちょっとした隙間に楽して痩せる。やっぱり、楽して健康に痩せることがテーマなんだなあ。
そして、リンパの流れが滞るとやっぱり太る。ちょっと食べる量が多いね、という人はいるけど、「おいおいそりゃ太るだろ」というレベルでバカ食いをしている人は基本的にはいない。それじゃ何が違うかというと、燃焼している量が違う。リンパに詰まりがある人は末端冷え性の人が多い。冷え性は太りやすい。詰まっているわけだから、心臓に負担がかかって病気を引き起こすこともある。
これを回避することがいかに若年性更年期障害を回避できるか、というところにも繋がる。
*クーガーダンス
ストリートダンスのカリスマ、坂見誠二氏がプロデュースする楽して痩せる女性向けのダンス。女優の大場久美子さんがライフスタイルに積極的に取り入れて、50歳を過ぎてから、2カ月で20kg減という驚異的なダイエットの成功に大いに貢献しました。
見えないボールをぎゅっと掴んでいるように指に力を入れながら、音楽に乗ってリズミカルに身体を動かすダンスで、楽しく踊れるだけでなく、高い引き締め効果を持っています。
編集 前から聞きたかったんですけど、「痩せたいなら食え」のプロKですが、普段の食生活ってどんな感じなんですか?
プロK 必須にしてる食べ物は、基本的には変わらず腸内環境を整えるためにヨーグルトだな。やっぱり重要なのは、便秘をしないこと。老廃物は溜めるとダメだね。腸内環境を整えて良くするのはヨーグルトだけど、便秘にはそれだけじゃダメで繊維をとらなくちゃいけない。野菜をとる暇がない人はフルーツグラノーラとかがいい。毎朝ほぼフルグラにヨーグルトをかけて食べているよ。年間200日はフルグラで便秘知らずだね。
編集 うーん、やっぱり意識高い感じですねえ。
プロK そうでもないぞ。仕事柄、食べる時間はめちゃくちゃだし、食べたいものを食べてる。夜の12時くらいから焼き肉でも食べちゃう。ソロ叙々苑とかも行くし、夜中の2時でもラーメンを食べる。
編集 うわあ、すごいですね。それ太らないんですか?
プロK 翌日必ず太っている。けど、その分ちょっと歩いたりして調整をしっかりすればいい。何かの理由があると、ダイエットはしやすいよ。
例えば、エステに行って1㎏痩せても500gは戻る。でも、500g減だけは絶対にがんばる。10太ったら11がんばる。借金と同じで、10太った人が9しかやらなければ1ずつ降り積もっていくだろう? ダイエットで「5kg」というのは象徴的な数字で、一番多くの人が痩せたいといって掲げる体重なんだ。普通の人がダイエットできる限界の数字。5kgを超えたらそれからは雪だるまだ。だから、3kgで気づいて戻すことが大切なんだよ。
編集 借金は翌日に返しとけ、と。ところで、さっきからそれ何やってるんですか?
さかんにアゴこねくりまわしてますが……。
プロK ああ、ちょっと癖にしてるんだよ、アゴのリンパ流し。会議中にやってると「話を聞いてますか、心ここにあらずですか?」と突っ込まれる。そんな時には「心が震える報告をしろ」と返すんだけど。
ちょっとした隙間時間を味方にしていくんだ。ちょっとの時間にちょっとだけ、ちょいプラスでむくみ解決。どんな瞬間にもキレイのチャンスは眠っている。ほら、やってみろ、最近またむくみで目が小さくなってきてるぞ。
編集 いたいけな心が震えました……(続く)
プロデューサーKの美容談義が漫画で読める、ドラマで楽しめる!
【PICKUP BOOK】
『ヤセなきゃクビ!
人生がけっぷちダイエット』
著者:日向琴子
価格¥1,000+税
株式会社KADOKAWA
大場久美子さんを始め、数々のタレントが愛読する話題のダイエットマニュアル本。“クーガーダンス”を実践し、何をやってもダメだった激太りアラフォー漫画家が24kg減を達成した、笑ってヤセられるエッセイ漫画。
【PICKUP DORAMA】
amazon、GYAOにて好評配信中
フェイクドキュメントドラマ
『プロデューサーK』
DVD 発売中
価格¥3,500+税
発売元:共同テレビジョン
販売元:TCエンタテインメント株式会社
出演:
石黒賢/南沢奈央/山崎樹範/下野紘/前田公輝/森永悠希/高橋ユウ/大場久美子/マーク・パンサーほか
テレビ業界きってのダイエット請負人として君臨する伝説的なプロデューサー「K」。彼が率いる「チームK」が、独自の美容理念と理論に基づき、今日も「美と健康」をテーマに女性の美しさを引き出す!