【小室 好一総院長 経歴】
1984年 昭和大学医学部卒業後、昭和大学藤が丘病院外科勤務
1991年 コムロ美容外科東京院開院
2005年 コムロ美容外科宮崎院開院
2008年 コムロ美容外科大分院開院
2013年 コムロ美容外科東京院を銀座に移転開院
医学博士/日本美容外科学会正会員/日本麻酔科学会正会員/日本超音波学会正会員
今回は小室先生に美容医療に対する思いや「コムロ式」と呼ばれる独自の施術法についてのお話を伺いました。
Q. 以前取材させていただいた時、美容医療の知識がゼロの人でも分かるような丁寧な説明をしていただいたのが印象的で、カウンセリングにも大変力を入れていらっしゃる印象です。
A. カウンセリングでは、まず、なぜそうなってしまったのかという「原因」をきちんと説明することが大切です。「他院で施術を受けたけど改善が見られない」と当院にご相談に来られる方のほとんどが、充分な説明を受けておらず自分の症状を把握されていないと感じます。原因が分からなければ治療内容の意味も分からないまま施術を受け、結果の満足度にも影響しますから、私は「原因」もそれに対する「治療法」も、患者様が理解できるまで図を交えながら丁寧に説明することを心がけています。それは、症状の程度や施術の難易度に関わらずどれも同じくじっくり時間をかけて行っています。
また、外科治療を希望されている方にも、美容皮膚科領域の治療(レーザーや注射などメスを使わない治療)を希望されている方、いずれの患者様にも両方の治療法について得られる仕上がり、メリットやデメリットなどすべてを説明して、広い選択肢から治療を選べるようにし、その上で予算などの希望を踏まえて治療法をご提案しています。
Q. 外科治療は比較的敬遠されることが多いと思いますが?
A. 情報が豊富にある東京ではそういった傾向にあるのは確かですが、私には外科手術で心配される合併症などを起こさない技術力と経験があるのでおすすめすることも多く、大分院や宮崎院では実際に外科手術を受けていただいて満足されている患者様が多いという手応えがあります。
これはリフトアップを希望された患者様によくお話することですが、外科手術を行った場合は1回で10歳は若く見えるぐらいの効果が得られますし、その後のメンテナンスもマシン治療をたまに行うぐらいで若々しさをかなりの年月キープできます。対してマシン治療を選択すればある程度は若く見えるかもしれません。しかし、根本的な解決にはほど遠く、何度も何度も通い続けなくてはいけません。若いうちからはじめているならいいかもしれませんが、リフトアップの相談に来られる方の大半は「たるんでいる」という自覚症状がありますから、それに対してマシン治療では効果の満足度には限界があると考えています。
Q. 先生が得意とされている治療もやはり外科的治療ですか?
A. 以前に本も執筆している「脂肪吸引」と、メディアでゲストとして呼んでいただくことの多い「眼瞼下垂」に力を入れています。どちらも20年以上前から研究を重ねており、ともに症例実績が1万8千例を超えています。
Q. 力を入れていらっしゃる治療のひとつ「脂肪吸引」についてお聞かせください。
A. 私はすべての治療において「美しい仕上がり」と「回復の早さ」の両立を追求し続けていますが、脂肪吸引に関してもそうです。脂肪は浅い層を吸引したほうが筋膜から離れているのでリスクが低いのですが、回復が遅く、色素沈着を起こしやすいデメリットがあります。一方で深い層の脂肪を吸引するのは筋膜に近いので難易度が高いですが、出血しにくく回復が早く見込め、表面が滑らかに仕上がるので、私は深い層を中心に脂肪を除去する独自の方法を20年以上前から実践しています。
深い層から吸引するとエラスチンが刺激されるので脂肪を吸引してもたるまないという大きなメリットもあります。脂肪吸引というと術後に施術部位を毎日マッサージしたり、圧迫処置をしたりと、アフターケアが面倒というイメージがありますが、私は「たるまない技術」で脂肪吸引を行うので矯正下着を着用してもらう以外のケアがほとんど必要ないのも特長のひとつです。
アフターケアでもうひとつおねがいしていることは「毎日お風呂上がりに全身を鏡で見てください」ということです。自分の体を意識することはとても大切なことですから。
また、これは知らない人も多いのですが、人の体は脂肪が減ると残っている脂肪が燃えやすくなるという現象が起こるため、脂肪吸引は1カ所行えば他の部位もサイズダウンするという症例が多く見られます。ですから私はオペによる体への負担も考えて、お腹も太ももも痩せたいという人はまずはお腹だけのオペを受けて様子を見ることをおすすめしています。
Q. 「眼瞼下垂」についてもお聞かせください。
A. 眼瞼下垂は保険診療適用の治療を受けると、まぶたが落ちてくるという症状を治すことだけを目的に治療が行われますが、当院では、症状を改善することはもちろん美しい仕上がりにも重点をおいた施術を行っています。
そのため、目元が美しく若々しく見えるように「二重の幅はどのぐらいにするか」など二重術を行うぐらい綿密なカウンセリングをもとに治療を行います。
また、眼瞼下垂といっても人によって症状はさまざまです。私は一人ひとりに最適な治療を提供するために3種類の術式を習得しているだけでなく、眼瞼下垂も脂肪吸引と同様に回復の早さや腫れの少なさを追求した独自の術式を追求しています。
ちなみに、眼瞼下垂は「まぶたが重い」という自覚症状のほかに肩コリや頭痛、猫背の原因になることも多くあります。また、顔全体がこわばってきてしまうためカメラを向けられると自然に笑えなくなったということもありますから思い当たることがあったら医師に相談することをおすすめします。
Q. 脂肪吸引、眼瞼下垂ともに独自の技術で長年やってこられ、他院のドクターにもその技術を広めていらっしゃいます。独自の技術は先生にとってもクリニックにとっても財産だと思うのですが、なぜ公開されるのですか?
A. 私が開業したころは美容クリニックに通うことに後ろめたさを感じるような時代でしたが、コンプレックスを取り払ってより美しく生き生きとした気持ちで過ごせる方が増えて欲しい、という一心で美容医療の向上を目指してきました。他院の先生方や独立を前提とした先生方に技術をお伝えしてきたのもその強い思いがあるからです。今では、リッツ美容外科やヴェリテクリニックなどの先生方をはじめ私のもとで技術を習得された先生は60名以上にのぼります。そういった働きかけが功を奏してか、ひと昔前とは違って美容クリニックへの敷居がだいぶ低くなったように感じています。
Q. 小室先生にとって「美」とは?
A. あと少しの勇気を持てば、『美』への扉が開かれます。
自分らしさを大切に、いま自分の美しさに目覚めるときです。時代とともに『美』の基準は変化しますが、変わらないのは『美』に対する女性たちの熱い思いです。「人間は顔じゃない、心が大切」とはいっても、実際のところ、外見で判断される場合が多く、第一印象というものも実は大切なことです。人は生きていく限り、ある程度の自信、つまり前向きな姿勢が必要です。誰にでも、美しくなる権利もあれば、そのチャンスにも恵まれた時代です。コンプレックスに凝り固まって長い人生を過ごすなんてつまらないことです。もっと前向きに楽しく生き生きと人生を歩んでほしい。患者様の晴れやかな、幸せそうな笑顔を見る、それが私の一番の喜びなのですから。
小室先生が在籍するクリニック
コムロ美容外科
【電話番号】0120-566-315
【住所】中央区銀座1-6-8 DEAR GINZA8F
【アクセス】地下鉄銀座一丁目駅6番出口より徒歩1分
【営業時間】10:00〜19:00(月7日程21:00までの診療日あり)
【定休日】無休
東京、宮崎、大分と全国に3院あるドクター全員に小室先生自らが技術指導を担当。常に高水準の医療を提供することを追求し続けるコムロ美容外科。医療レベルの高さだけでなく、どんな小さな悩みにも親身に向き合い、良心的な治療を提案し続けているその真摯な姿勢が開業23年を迎えた今も昔も変わりなく美に悩みを持つ女性たちから選ばれている理由です。