もともと目元や目尻の皮膚は薄くて乾燥しやすく、水分不足になりがちです。顔の中では、一番年齢の出やすい場所と言われています。また、表情の作り方によって、クッキリと深くしわが刻まれてしまうこともあります。

若い時は乾燥や毛穴ケアに目がいきがちで、目元のケアを重要視しない傾向にあります。目尻に小じわができる前に、日頃のケアをすることが大切です。

そこでクレンジングでアイメイクを落とす時に、ゴシゴシとこすって必要以上に洗いすぎるのはNGです。アイメイクを落とすのは少し面倒ですが、目元専用のクレンジングで綿棒やコットンを使って丁寧に落としましょう。洗顔の時は、たっぷりの泡で優しく洗います。

洗顔の後は、肌と同様に目元の乾燥を防ぎましょう。乾燥すると小じわができやすくなります。保湿力の高い美容液やクリームを使って、目の周りもたっぷり保湿しましょう。
夜はスペシャルケアとしてアイクリームを使います。塗る時は指に力を入れないで丁寧に伸ばします。アイクリームを塗る前に、ホットアイマスク（ホットタオル）もおススメです。疲れ目の解消だけでなく目の周りの血行が良くなり、小じわが目立たなくなる効果もあります。

目尻の小じわをどうしてもなくしたい場合は、美容皮膚科医に相談するのが最適な方法です。美容皮膚科では、あなたのしわの状態にピッタリな治療を提案してくれるでしょう。

■塗り薬（トレチノイン、レチノイド）
トレチノインやレチノイドは、肌荒れを補修するためのコラーゲンの増殖を促します。しわやシミなどアンチエイジング効果やニキビ跡の治療に使われています。レチノイドは、アメリカでは肌の若返り方法として世間に広まっていますが、日本ではまだ認知されていない治療法です。医師の処方によって使用できます。

■レーザー治療（サーマクール、ヤグレーザー、フラクショナルレーザー）
レーザーを照射することでコラーゲンの生産を促します。肌のハリがアップすると、目尻の小じわが軽減されます。美肌効果やシミ治療にも使われる機械です。

■ボツリヌス治療
筋肉の動きを弱めることで、目尻の小じわなど表情を作る時にできるしわに効果があります。ただし、ハリウッド女優がしわを目立たなくさせるのにボツリヌス注入薬を何度も打ち、笑っても顔が引きつって不自然に見えると言われることもありました。ボツリヌス注入薬の打ちすぎには注意しましょう。

■ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する物質で、肌の潤いを保つ成分のひとつです。注入すると溝がふっくらとしてしわが目立ちにくくなり、ハリのある肌になります。効果は約半年～1年くらいで、徐々に体内へ吸収されていきます。

■コラーゲン注射
肌の弾力性に必要な成分のコラーゲンを注射することで、しわを目立たなくさせる方法です。ただし、コラーゲン注射はアレルギー反応を起こす場合もあるので、最近ではヒアルロン酸やボツリヌス注入薬が主流となっています。

■プラセンタ注射
胎盤から抽出したエキスがプラセンタです。プラセンタにはコラーゲンやヒアルロン酸が含まれていて、肌の潤いとハリがアップすることでしわが目立たなくなります。

渋谷にある美容皮膚科には、しわ治療に効果があるレーザー治療や注射が初回限定価格で試せるプランを用意しているクリニックもあります。目尻の小じわは治療しても時間がたてば元に戻ってしまうこともあるので、美容皮膚科医にしっかりしわをなくす方法を相談して治療プランを立てましょう。

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