【1】導入治療
たるみの原因のひとつとして“肌痩せ”があります。肌痩せとは加齢や紫外線などの影響で肌の弾力に関わるコラーゲンやエラスチンが減少してきてしまうこと。結果、ハリが失われ皮膚がたるんできてしまうのです。
そんな肌痩せが原因のたるみの治療におすすめなのが「導入治療」です。微弱な電気や超音波、イオンの力を利用して美容成分を肌の深部に浸透させることで悩みを改善する治療法です。目的に合わせて美容成分の内容を決めるのですが、たるみ治療の場合はコラーゲンの生成や細胞の活性化を促すビタミンCやプラセンタを導入することが多いようです。独自の成分を開発したりオリジナルブレンドを導入してくれる美容クリニックもあります。痛みを感じることはほとんどなく、エステ感覚で受けられるので美容医療ビギナーにはもってこい。他の治療を受けた後のメンテナンスとして利用する人もいます。
【2】注入治療
注射器で成分を注入する治療法。肌に必要な成分を補うという意味では導入治療と同じ方法と言えますが、こちらの方がより素早く大きな変化が期待でき、持続力が高いのが特徴です。注入成分として現在主流で使われているのはヒアルロン酸とボツリヌス注入薬の2つです。先ほど説明した肌痩せが原因のたるみには、高い保湿力と弾力性のあるヒアルロン酸が多く使用されています。気になる部位に注入することで内側からふっくらさせ、たるみを改善します。ボツリヌス注入薬は筋肉の衰えが原因のたるみに効果的。下がってきた目尻やたるんできたフェイスライン、法令線付近のもたついた肉をなめらかにすることでリフトアップを叶えます。
【3】リフトアップマシン治療
特殊な高周波やレーザー、超音波の熱エネルギーを照射することでたるみを改善する治療法。高周波を利用したマシンとして代表的なのはサーマクール、タイタン、ポラリスなどがあります。いずれも肌深部に適度なダメージを与えることでコラーゲンの生成を促し、皮膚を引き締める効果があります。超音波を利用したマシンではウルセラやダブロ、イークリップなどが有名。サーマクールなどが“引き締める治療”だとすれば、こちらは“引き上げる治療”で、肌の深層部にある筋膜を収縮させることでたるみをリフトアップします。
【4】スレッド(糸)治療
糸を使うたるみ治療は大きく分けて2種類あります。ひとつ目が糸を挿入して肌を引き締める方法です。これは、糸を埋め込むことで肌細胞に刺激を与えてコラーゲンなどの生成を促す方法で、美肌効果も期待できます。もうひとつが、たるんだ部位を糸で引っぱり上げてリフトアップする方法です。こちらの方が引き上げ効果としては効果が高く、選んだ糸の種類や術者によっては外科治療に匹敵するほどの効果は期待できるので「切りたくないけど思い切り引き上げたい」という人におすすめです。
【5】外科治療
文字通り、メスを使うリフトアップ術です。余分な皮膚を切除してたるんだ筋膜を直接引き上げるので効果絶大。ただし、その分ダウンタイムやリスクも大きくなります。
「どのくらいの変化を求めるか」「腫れや内出血などのダウンタイムの許容範囲」「予算」によって治療法の選び方は変わってきます。大切な顔なので自分の要望をきちんと伝え、それをくみ取った治療法を提案してくれるドクターを見つけるのもたるみ改善のためにはマストであることをお忘れなく!
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